乗京真知の作品一覧
「乗京真知」の「中村哲さん殺害事件 実行犯の「遺言」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「乗京真知」の「中村哲さん殺害事件 実行犯の「遺言」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
カカ.ムラドナカムラのおじさんを読んで、こんなすごい人がいるんだと驚愕した。その後に、背景となるものも、少しずつ知ったけれど、この本はまた純粋な哲さんの気持ちを思うと、悲しくなった。最後の言葉も、他者を心配する言葉だったのも哲さんの人柄を表している。アフガニスタンの大統領から名誉市民権を与えられたことも、事件の引き金になったのではないかということも、悲しいこと。また、この本では、哲さん以外の運転手だったザイヌラさんたち護衛の方たちの存在も改めて知ることができた。中村哲さんの活動と事件の真相(まだわかっていない)背景など、たくさんの人にも、知ってほしいと思う。
Posted by ブクログ
よくこんな治安の悪い国で取材したなと思う。ガニ大統領が最前列で棺を担いでる姿や犠牲になったアフガニスタン人運転手や護衛の家族のインタビュー、タリバンですら敬意を持ってコメントしたくだりは何度見ても泣けてしまうが、中村医師の事業がパキスタンから疎まれていたことやアフガニスタン政府が事件の真相をそこそこ突き止めていながらあかしていないのは初耳。私は朝日新聞読者ではないので主犯格の人物が既に死んでいることも知らなかった。タリバン勧善懲悪省幹部へのインタビューは本筋と少し離れるが良かった。タリバン内でも女性に教育を受けさせないのは意見が割れていて、この幹部は海外メディアの取材にたいして「そのうち女性の
Posted by ブクログ
中村哲殺害事件が起きた当日の経緯から詳細に追っていき、それに対するアフガニスタン当局の動き、主犯格と思われる人物について、また容疑を疑われた者へのインタビューもされている。
「主犯格と思われる人物」と書いたが、こちらは殺害の主犯というわけではなく、金銭目的での誘拐や脅迫を生業とする者で殺害の意思はなかったようである。当たり前だが、誘拐や脅迫は人質が死んでしまうと目的を達せないし、金銭目的である以上は殺害したところでリスクしか生まないので、一定の説得力はある。著者の推察によると、主犯格の人物は現場の土地勘があるために殺害を目論む者たちに利用されたのではないか、ということである。
おのずとタリ