中村哲さん殺害事件 実行犯の「遺言」

中村哲さん殺害事件 実行犯の「遺言」

1,699円 (税込)

8pt

2019年12月、アフガニスタンで起きた人道NGO「ペシャワール会」の中村哲医師の殺害事件。朝日新聞記者や現地助手は、その実行犯を特定。犯行グループの素性や人脈を徹底的に調べ上げ浮かび上がった背後には、国際テロ組織や諜報機関の存在があった。3年半にわたる追跡取材の記録。

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中村哲さん殺害事件 実行犯の「遺言」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    カカ.ムラドナカムラのおじさんを読んで、こんなすごい人がいるんだと驚愕した。その後に、背景となるものも、少しずつ知ったけれど、この本はまた純粋な哲さんの気持ちを思うと、悲しくなった。最後の言葉も、他者を心配する言葉だったのも哲さんの人柄を表している。アフガニスタンの大統領から名誉市民権を与えられたこ

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    よくこんな治安の悪い国で取材したなと思う。ガニ大統領が最前列で棺を担いでる姿や犠牲になったアフガニスタン人運転手や護衛の家族のインタビュー、タリバンですら敬意を持ってコメントしたくだりは何度見ても泣けてしまうが、中村医師の事業がパキスタンから疎まれていたことやアフガニスタン政府が事件の真相をそこそこ

    0
    2024年06月27日

    Posted by ブクログ

    中村哲殺害事件が起きた当日の経緯から詳細に追っていき、それに対するアフガニスタン当局の動き、主犯格と思われる人物について、また容疑を疑われた者へのインタビューもされている。

    「主犯格と思われる人物」と書いたが、こちらは殺害の主犯というわけではなく、金銭目的での誘拐や脅迫を生業とする者で殺害の意思は

    0
    2024年06月06日

    Posted by ブクログ

    ドクター・ナカムラの灌漑事業は、クナール川の水を分岐させ、利用する事業が殺害の動機。この地域で水や川に関わる者には危険がつきまとう。クナール川の下流に位置する隣国パキスタンにとっては流量が減る恐れがあるので機微に触れる問題。

    0
    2024年05月31日

    Posted by ブクログ

    ただの身代金目当ての誘拐ではないのでは、と思っていたけれど、それを突き詰めて知らせてくれる人がいるのは有り難いことだ。水の問題は大きな問題。日本でもよくあったことだ。どうして隣国も協力連携して灌漑できなかったのだろうか?国同士のいさかいというのは悲しい。中村さんのご冥福を改めて祈る気持ちになる。

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    2019年、アフガニスタンでの活動中に何者かに殺害された中村哲医師の事件を追跡するノンフィクション。
    パキスタンで海外での医療活動を開始、その後はアフガニスタンで医療活動のみならず灌漑事業にも携わり、平和を重んじ現地の人々に尽くした中村が、その両国の政争に巻き込まれて殺される悲劇。著者の取材でも全貌

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    アフガニスタンの地で凶弾に倒れた医師・中村哲、その殺害犯を追ったノンフィクションだがなかなかに読ませる内容である。
    事件から明らかになってくるのはタリバン政権下のアフガニスタンがどうなっているのか、わかりやすく書かれてある。凶悪なテロ集団というイメージが先行していたタリバンだが、実は前政権より人道に

    0
    2025年06月19日

    Posted by ブクログ

    朝日新聞の記者がアフガニスタン現地で中村哲さん殺害事件の取材を進める

    犯行は計画的であり、情報機関はその予兆を掴んで中村さんへも警告はしていた。
    大統領が犯人を必ず捕まえると宣言したものの数年経っても捕まらず、大統領は国外逃亡。

    真相が明らかにならない中、関係者への取材を一つずつ重ねていく事で、

    0
    2024年08月09日

    Posted by ブクログ

    現地で深く愛された中村医師。
    「殺してしまった」だなんて。

    次は、著作内でも紹介されていた絵本
    「カカ・ムラド-ナカムラのおじさん」を読む

    0
    2024年07月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テロは宗教間対立だと思い込みしていました。

    「アフガニスタンとパキスタンの国境部がテロの温床と呼ばれ続ける背景には、一部の武装勢力を別動隊のように利用する国家機関同士のにらみあいの構図がある」

    0
    2024年06月04日

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