東洋思想ってなんだっけ?とぼんやり読みはじめたのですが「儒教、仏教、道教、禅仏教、神道」のことです。東洋哲学とも言いますね。
白黒つけずに「中道」といったしなやかな考え方ができるほうが現代のリーダー像として仕事しやすそうです。
さて、この本は「部下が動かない」「部下が育たない」「問題社員の評価」「
...続きを読む退職者への対応」「難しい決断」「自信喪失」といったリーダーのあるあるな悩みをテーマに、それぞれ【ストーリー→説明→東洋思想を用いた解決方法】で進んでいくのでとてもわかりやすかったです。プミポン国王の言葉など引用されているものも興味深い。
参考になったことを何個か。
「尊敬・尊重」という意味のリスペクト(respect)。
語源的には「リ(=再び)」「スペクト(=見る)」です。 つまり、「相手をもう一度見る」ということ。相手の行動が気になってもあえて口出しをせず、その人がやっていることをしばらく見守ってみる。「人は見たいものだけを見る」というバイアスを回避できる助けになります。
善悪は紙一重。部下や相手を「悪い」と決めつける前に「本当に悪いのか」という点を考えてみる。「2つの異なる目で相手を見る」という方法が有効。
東洋思想って面白そうだけど難しくて本なども読みづらかったので、こういった孟子孔子などの言葉を引用しながらビジネスに役立つヒントを解説してくれる本はお得感があってよかったです。