小塚原旬の作品一覧
「小塚原旬」の「機工審査官テオ・アルベールと永久機関の夢」「心臓」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小塚原旬」の「機工審査官テオ・アルベールと永久機関の夢」「心臓」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
かつてサンフランシスコ市庁舎だった巨大建築物の鋭利な先端部に、全裸の若い男が串刺しになっていた。雪の降る中で発見された死体の胸元には大きな空洞があり、肋骨内部まで凍り付いていた。心臓のない異様な死体は、AI主導の捜査により、何故か事故と判断されてしまった。サンフランシスコ警察の捜査官であるノア・レーンはこの判断になっとくいかず、上司に逆らって、捜査を続けるうちに、国家を揺るがす真実が見えるようになってきて――。
具体的な言及は避けますが、最初からある背景情報が伏せられているような違和感があったのですが、まさかこういう形で明かされるとは。なんという魅力的な謎、そしてその謎が尻すぼみにならな
Posted by ブクログ
第13回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作。
(”大賞”ではなく”優秀賞”)
時は18世紀。ノイエンブルク公国の司教区で、「”永久機関”の開発者には莫大な褒賞を与えると司教がぶち上げた為、それを目当てにした発明詐欺が横行する事態に。
機工審査官として真贋を見極める任務を担うテオは、かつて父親が発明詐欺の濡れ衣を着せられ、火刑に処されたという哀しい過去を引きずっていて・・・。
近世ヨーロッパが舞台の工学系ミステリ。
何だかマニア受けしそうな異色作(意欲作とも)ではあるのですが、そうですね・・「アガサ・クリスティー賞」にしては、ミステリとして弱いかなー・・という印象です。
まず題材が「永久機関