作品一覧

  • ツキノワグマ すぐそこにいる野生動物

    ツキノワグマ

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻3,960円 (税込)
    ツキノワグマによる人身事故はなぜ起こるのか—―ツキノワグマと人間の歴史をていねいにたどりながら、生息場所である森の変化、そして人間の生活の変化をふまえて、都市近郊に出現するようになった現代のツキノワグマの生態をとらえなおし、これからのつきあい方を考える。 【著者からのメッセージ】 1980年前後から本格的に開始されたツキノワグマ研究は、人とクマの関係の好ましい在り方についての多くの提言を、さまざまな機会を利用して世に出すことで、普及啓発に一定の役割を果たしてきたといえます。そのため、ツキノワグマに対する一般の認識も、ポジティブとまではいえなくても、ネガティブからは好転してきたと感じていました。 しかし、ツキノワグマの出没が2000年代に入ってから常態化するようになり、そのような年には数千頭のクマが捕獲されると同時に、100人を超える多くの方が負傷される事態となっています。決定的な事故は、昨年初夏に秋田県で発生した4件の死亡事故で、すべての被害者が食害を受けたことから、ツキノワグマに対するイメージは一気に悪くなってしまいました。 その結果、秋田県では未曾有の500頭近くのクマが捕殺されることになり、その影響は本州の他の自治体にも波及しました。こうした状況の背景には、ツキノワグマの分布域が本州全体で拡大している一方で、その管理が適切になされていないという構造的な問題が指摘できます。少子高齢化が進み、限界集落が増える予測の中で、クマとの軋轢は今後も続きそうです。 本書は、一般読者の方を対象とした普及書です。すでに隣人と化したツキノワグマという動物について、まずはきちんと知ってもらいたいという願いで、その生態や現状について、最新の情報にもとづき、できるだけわかりやすくまとめてみました。もちろん自然科学にかかわる多くの方にもぜひ読んでいただき、ご意見をいただければ幸いです。 【主要目次】 第1章 ツキノワグマという動物 1 クマの仲間 2 アジアのツキノワグマ 3 日本への渡来 4 日本のツキノワグマ 第2章 森や人間の変化 1 分布域の急激な拡大 2 人里への出没 3 出没のメカニズム 4 個体数の増加 5 はげ山だった日本の山 6 狩猟者の減少 7 里山の機能喪失 第3章 人間との衝突 1 農業被害 2 林業被害 3 畜産業・水産業被害 4 心理的な被害 5 人身事故の実態 6 ツキノワグマの行動の変化 第4章 姿を消したツキノワグマ 1 九州のツキノワグマ 2 四国のツキノワグマ 第5章 管理や保全のための試み 1 非致死的管理の試み 2 集落に誘引しないための取り組み 3 危機的個体群の保全 4 管理や保全のための普及啓発 第6章 これからどうつきあうか 1 保護管理計画の現状 2 管理や保全の課題 3 モニタリングの課題 4 人身事故を繰り返さないために
  • にっぽんのクマ

    にっぽんのクマ

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,584円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ツキノワグマとヒグマのちがい、行動、能力など“クマのすべて”がわかる クマにまつわるニュースが増え、近年、クマへの注目度が高まっています。日本には多くの野生のクマがいて、じつは身近な存在といえる動物です。この本を読んで、クマについての正しい知識を身につけましょう。 【構成】 はじめに ツキノワグマ/ヒグマ Part1 クマってどんな動物 日本に生息するクマ 日本にやってきたクマ 野生と飼育 クマという動物 大きさ 重さ 1日の行動 1年の活動 一生 行動範囲 食べ物 冬眠 出産・子育て 誤解されがちなこと 専門家に聞いてみよう①動物園で働く飼育員 Part2 クマのからだのひみつ 知能・性格 目・鼻・耳 口・歯 足・ツメ 体内 体毛 運動能力 鳴き声 痕跡 専門家に聞いてみよう②経験豊かなハンター Part3 クマと人間がともにいる環境 自然界での立ち場 人間とのかかわり 個体数 環境の変化 街中に現れる理由 被害①農業・林業 被害②畜産業・水産業 被害③人身 国の取り組み 身を守る方法①出会わないために 身を守る方法②出会ってしまったら 駆除 人間との共存 にっぽんのクマが見られる全国の主な動物園
  • クマに出遭ってしまったら?

    クマに出遭ってしまったら?

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,799円 (税込)
    クマ出没やクマによる人身事故のニュースが絶えない昨今ですが、クマに出遭ったときにどうしたらよいのか、正面から向き合った本はほとんど見当たりません。本書は、クマ問題に正面から取り組み、クマについての基本知識、クマと出遭わないための工夫、クマと出遭ってしまったときの対処法などを、過去から最近までの人身事故事例を盛り込みながら、実践的にまとめたものです。執筆者10名全員が、実際にクマの研究や対策を行なったり、人身事故の現場に関わったりしている、真の意味での専門家です。執筆者によるオンライン座談会「クマから身を守るために」のページもあり、「人身事故にはきっかけがある」「『死んだふり』の間違い」「クマはヘビがきらい?」など、本編を補足する大事な話、興味深い話が展開されています。写真やイラスト、図表が随所にあり、項目ごとに「POINT」や「教訓」、巻末には「全体のまとめ」があります。クマ専門家の総力を結集した、みんなの教科書! (目次から一部抜粋)クマは夜行性ではない/クマはなぜ、人を襲うのか/すぐそばにクマが現れたとき/クマ撃退スプレーの使い方と効果/ピッケルやストックで反撃できる?/食べられそうになっているかもしれないとき/負傷しながらも生還したツキノワグマ遭遇事例(秋田県)/苫前三毛別ヒグマ襲撃事件(北海道)
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話

    眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,089円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界中数多くの動物園で飼育され、 アニメや漫画、ファンシーキャラクターのモチーフとしても起用されることの多い 人気の動物「クマ」。 最近では日本全国で目撃が相次いで発生したり、 温暖化の影響で冬眠をしないクマも確認されたりすることから、 話題に事欠かない今大注目の動物です。 しかし、ペットとして飼うことは難しく、 ときに人を襲う恐ろしい側面も持ち合わせるクマ。 それなのになぜ人間にとって馴染み深く身近な存在に感じるのでしょうか。 「クマは大体力士2人分の重さ」 「死んだふりは意味ある?クマに出会ったときの対処法」 「ホッキョクグマは皮膚が真っ黒で毛が透明?」 「年々増加している“新世代クマ”って!?」 「イエティとビッグフットの正体はクマ?」 愛玩動物、猛獣、食用、ワーキングアニマルなど、 さまざまな角度からクマの生態と特徴を解説し、クマの知られざる魅力に迫ります。 これを読めばクマのことがもっと好きになること間違いなしの一冊です。
  • クマとともに ホッキョクグマ・ヒグマ・ツキノワグマの未来

    クマとともに

    ビジネス・実用

    -
    1巻3,300円 (税込)
    クマは泣いている クマとともに生きるために――地球温暖化で苦しむ北極圏のホッキョクグマ、そこにいるだけでもはや「悪者」にされてしまう日本のヒグマとツキノワグマ。クマと人間のために今、やるべきことはなにか? クマ問題の最前線に立つクマ研究者たちと考える。 【主要目次】 序 章 クマという動物(坪田敏男) 第Ⅰ部 ホッキョクグマ(坪田敏男) 第1章 ホッキョクグマという動物 第2章 人間とホッキョクグマの関係 第3章 地球温暖化とホッキョクグマ 第Ⅱ部 ヒグマ(佐藤喜和) 第4章 ヒグマという動物 第5章 北海道の人間とヒグマの関係 第6章 これからの人間社会とヒグマ 第Ⅲ部 ツキノワグマ(山﨑晃司) 第7章 ツキノワグマという動物 第8章 日本の森の変化 第9章 どうなるツキノワグマ 終 章 クマの未来(山﨑晃司) あとがき(坪田敏男)

ユーザーレビュー

  • 眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話

    Posted by ブクログ

    意外と知らないことだらけだなと思いました。
    ニッチな(?)知識もわかりやすい解説と図で書かれているのでスッと頭に入りました。

    0
    2026年09月27日
  • にっぽんのクマ

    Posted by ブクログ

    クマの生態からなぜ今こんなに問題になっているのかまで、にっぽんのクマについて書いてある本。
    オオカミがいなくなってクマが生態系の頂点に立ったのか。法律でクマを保護から管理に変わったというのは、複雑な気持ちになった。いろいろ難しい。

    0
    2026年06月04日
  • ツキノワグマ すぐそこにいる野生動物

    Posted by ブクログ

    はじめに記したいのは、この本が2017年8月に出版されたことである。ツキノワグマに対する愛情が伝わる一冊であった。ぜひ、クマ問題に頭を悩ましている公的機関の方に読んで欲しい!

    はじめに
    「どうも最近、ツキノワグマと人間との関係が望まない方向に進んでいるようである。」
    「研究者たちも、こうした事態を静観していたわけではない。」

    以下いろいろ抜粋
    「冬眠  クマ類の冬眠は、寒さへの適応というよりは、冬季の飢餓に対する適応力な生理機構と理解した方が説明がつく。」
    「ツキノワグマも人間と同様に、楽な生活を甘受する生きものであり、一度覚えた蜜の味は容易に手放さなくなる。」
    「かりに強い意志を持つ担当職員が幸い存在したとしても、職員をバックアップするシステムが存在しない場合や、職員が異動により不在となった場合には、放獣は選択肢から消える場合もある。」


    森や人間の変化
    4 個体数の増加
    5 はげ山だった日本の山々
    6 狩猟者の減少
    7 里山の機能喪失

    これからどうつきあうか
    「ベアドッグとハンドラー」
    「野生動物対策ゴミ箱」
    「シカやイノシシの残滓」

    おわりに
    「本書のねらいは、現在の日本のツキノワグマの置かれている現状を要約することであるので、できるだけ客観的に事実を記述することを心がけた。しかし、多い年には数千頭のツキノワグマが捕殺されている事実はやはり尋常でないと感じる。・・・・・・。」

    0
    2025年12月17日
  • クマに出遭ってしまったら?

    Posted by ブクログ

    感想ではなくネイチャーガイドとしてのまとめです(長文です)

                生態
    ・基本的に単独生活であり、群れは作らない
    ・現在、ツキノワグマの生息数について信頼できる情報はない
    ・日の出前後と日没前後の薄暗い時間帯に活発に動き回り、日中は休んで過ごす
     ただし、冬眠前の秋には日の出前、または日没後の暗い時間帯にも食物を探す
    ・ツキノワグマの秋の時期の心拍数は150/分が終日続く。
      一方でヒグマではこうした状況はない
    ・若葉をよく食べるのはタンパク質を多く含み繊維が少ないため消化しやすい
    ・クマは元々肉食性であるために、祖先の肉食性の動物から引き継いだ単純な消化器    機関しか持っていない
    ・地形を記憶することに優れている
    ・遠くの臭いを嗅ぎつける能力に加え、匂いを嗅ぎ分ける能力にも優れている
     人の2倍 匂いの種類の識別能力を持つことが分かっている
    ・ペンキなどの有機溶剤も大好きでペンキ缶をかじったりすることもある

                 繁殖
    ・出産は1月下旬から2月上旬
     仔ははわずか数百グラムという小ささで生まれ、冬眠から目覚めるまでに子供は急  速に大きくなる
    ・発情期は6月前後の初夏の頃で、この時期に交尾を繰り返す
     交尾の刺激によって排卵し受精しても受精卵はすぐには着床せず、メスの子宮の中 を漂う。 
     そして、メスが秋に十分な食物を食べて体脂肪を蓄えられた個体のみ、12月に受精 卵が着床し胎児の発育が始まる


                  冬眠
    ・冬眠前には急に食欲が増し、いっきに50%も体重を増やすことがある
    ・冬眠中数ヶ月にわたって寝ていても筋肉は衰えず、血栓ができて血管が詰まるなど  の状態にはならない特別な体の仕組みを持っている
    ・冬眠から目覚める順番
     1:オス
     2:出産をしなかったメス
    3:2月上旬に出産したメスとコグマ
        (出産したメスはしばらくコグマと一緒で、穴から移動しない)


                  安全対策
    ・熊に遭遇してからのことを考えるより、まずはクマに出会わないための努力が重要
    ・人が腰をかがめて目線が下がった状態では熊から攻撃されやすい
      ただし、実際に人間の子供がクマに襲われた事例はごくわずか
    ・一部にはには、鈴やラジオを気にしないクマも一定数存在する可能性がある
    ・自動車の音を気にする
     そのわけは、自動車の走行は1日を通して毎回同じように聞こえるわけではなく、 また 車種によって音は異なり、さらに移動するに伴って 音量も変化するなど、クマに とっては慣れづらい音になっている
    ・複数の人が遭遇現場にいる時は、バラバラに逃げたりせず必ず集まろう
    ・クマが立ち上がるのは攻撃態勢になったわけではなく、高い視点から辺りを見回し たり、鼻を上げて臭いを嗅いでいる
    ・カプサイシンのスプレーが人体にかかったら、絶対に顔をこすってはいけない。で きる限り早く水で洗おう
    ・クマから受けた傷による死亡例を調べた過去の研究では、殴打を伴う爪による傷が 致命的であり、牙による傷は死因に直接直結していなかった
    ・複数人で行動していた場合に死亡に至った事例は、現在のところ確認されていない
    ・ゆっくり近づいて来るとか、付きまとって来るようなクマに対しては、防御姿勢の 効果は期待できない
    ・熊と出会った時は、
     1,基本は後ずさり、
     2,間に合わなければ防御姿勢、
     3,引きずられたら徹底抗戦
    ・鉄の棒の先を尖らしたもので応戦しようとした事例があるがが、そのやりは2mも の長さだったのであっという間に懐に入られてしまった
     つまり、長ければいいというわけでもない
    ・ジャンプ傘もクマ対策に有効な方法であるかもしれない
        (試してみる価値はある)


                 その他
    ・北米のある地域でのガイドラインでは、ヒグマの場合には刺激しないことを勧める  一方、アメリカクロクマと出会った時は相手を威嚇すべきとしている
    ・英語でPlay dead(プレイデッド) というクマ対策の言葉があって、本来は防御姿勢 という意味だが、日本では「死んだふり」と表現したのではないか

                                 以上

    0
    2026年10月03日
  • クマに出遭ってしまったら?

    Posted by ブクログ

    クマに出会わない為の努力が一番重要、複数人で集まって行動、クマは頭部をねらってくる等、参考になることが書かれていました。

    0
    2026年10月01日

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