沼田昭二の作品一覧
「沼田昭二」の「業務スーパーが牛乳パックでようかんを売る合理的な理由」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「沼田昭二」の「業務スーパーが牛乳パックでようかんを売る合理的な理由」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
何かと話題の業務スーパー。
創業者の沼田昭二氏の、
いかにコストを抑えて、売り上げを伸ばすか?
細胞レベルまでに分析し、自身が技術者として、
ものすごい研究と努力と失敗を重ねて、
自分の体と頭をこんなに酷使した社長はいないのでは?
小学2年生でスズメやカエルを売ってこずかい稼ぎをした話から、すでに経営者のトップの器ができていたと思う。
そして、後継者に譲るとなれば、一切口を挟まず、
63歳とい若さで、引退し、社会貢献の為、私財を投げうって地熱発電を始めて地域おこしをするなんて。
天才や成功者は、結局「変」な人が多い。
普通の考えでは思いつかない事を、誰も手を出さない事を成しえてこそだ。
Posted by ブクログ
考えるとは何なのか、事業に向き合うとは何なのかを突き詰めた一冊でした。
沼田氏(創業者)にとって考えるとは、細胞レベルにまで分解していくことから始めます。卵焼きであれば卵と出汁でできています。では、卵は何でできているかというと、タンパク質です。コストダウンのためにタンパク質で構成されていて現行品よりもコストダウンが見込めるものを探すというたとえが出てきます。このように、今あるものをどうやってより良くしていくかを突き詰めています。その成果として業務スーパーには「変な商品」がたくさん置いてあります。しかし、この変な商品は看板商品となり、独自性を生み出すことになります(本書ではドル箱と表現しておりま
Posted by ブクログ
業務スーパーという面白い実例を通して、経営戦略の一つのあり方を示してもらえた気がした。
創業者の沼田氏の戦略は、とどのつまり、
●合理性を突き詰めて誰もやっていないところまで尖らせることで差別化する
●その独自性を模倣されないように徹底的に細部まで分解して合理性を突き詰める
の2点にあるのではないか。
製販一体のビジネスモデルで、製造事業に先行投資しつつ、その成功要因となるスケールメリットを最初の成功事例を呼び水とするフランチャイズ制によって後付けで実現。製造工程も作り出す製品も細部まで分析して合理性を突き詰めた尖った商品で、他社は模倣などできない。とにかく業務スーパーのコンセプトと顧客に