作品一覧

  • ガザ紛争
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    1巻2,090円 (税込)
    戦いはいつまで続くのか、 そして、紛争は世界に何をもたらしたのか 2023年10月7日のハマースなどによるイスラエルへの越境攻撃は、世界に衝撃を与えた。いまもなお、混迷を深め、収束が見えないガザ情勢とイスラエル・パレスチナを取り巻く国際関係を気鋭の研究者が分析する。この紛争は国際社会に何を投げかけ、私たちはどのように向き合っていくべきなのか? 【主要目次】 序 10.7が中東地域に及ぼす影響(池内恵:東京大学教授) Ⅰ イスラエル・パレスチナ情勢 1.緊迫するガザ情勢と今後の見通し(鈴木啓之) 2.イスラエルの平穏を破ったパレスチナの絶望(錦田愛子:慶應義塾大学法学部教授) 3.イスラエルの世論はどう動いたか(保井啓志:同志社大学研究員) 4.ガザの陰に隠れた苦境(山本健介:静岡県立大学国際関係学部講師) Ⅱ イスラエル・パレスチナを取り巻く国際関係 5.感情とプラグマティズムの狭間で(今井宏平:アジア経済研究所) 6.石油武器戦略から仲介外交へ(掘拔功二:日本エネルギー経済研究所中東研究センター) 7.ガザ危機とアメリカ(三牧聖子:同志社大学大学院グローバルスタディーズ研究科准教授) 8.イスラエル・ガザ紛争と国際人道法(新井京:同志社大学教授) 9.国際連合とガザ情勢(江﨑智絵:防衛大学校准教授) 10.日本の対中東・パレスチナナ政策の展開(酒井啓子:千葉大学特任教授)
  • パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章
    4.3
    昨今混迷化するパレスチナ情勢を受け、パレスチナに暮らしている人々や故郷を追われた人々の現状、イスラエル国内の世論等、一元的な対立構造ではない多様な視点からパレスチナ問題がわかる別冊エリア・スタディーズが誕生。どのようにガザを支援しているのか、パレスチナ国内のカルチャーや商業活動等、現地の日常も活写したパレスチナ理解の決定版。
  • パレスチナを知るための60章
    3.7
    1948年のイスラエル建国以降、中東の火種となってきたパレスチナ。70年近くに及ぶ難民キャンプの暮らし、あるいは「分離壁」に代表されるイスラエルの抑圧的な政策の下にあって、なおアイデンティティを求め続けるパレスチナの人々を描く。

ユーザーレビュー

  • パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章

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    ネタバレ

    いまのことはもちろんであるが、バルフォア宣言の時からの説明を行っている。パレスチナの手工芸品などの説明があった。LGBTQのパレスチナへびイスラエルの宣伝については、日本ではほとんど報道されない。日本の支援についての説明もめずかしかった。
     2024年現在の状況を説明しているので、パレスチナを知りたい人必読である。

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    2024年12月14日
  • パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章

    Posted by ブクログ

    「ガザとは何か」に続いての関連本。
    24章は、歴史・生活・国際社会・政治等の切り口で、大学教授、国連職員、中東やユダヤの研究者、NPO職員、国境なき医師団、外務省出身の方々からの投稿をまとめたもの。

    パレスチナ人の扱われ方を知ると、胸が張り裂けそうになる。

    イスラエルの国是は、純粋なイスラエルの国家を作ること。パレスチナ人との共存などありはしない。
    1948年、パレスチナに「ユダヤ人国家」の建設を目指したシオニストの武装組織は、先住していたパレスチナ人を虐殺して恐怖を煽りながら、75万人(人口の約半分)ものパレスチナ人を同地から追放していった。イスラエル人歴史家のイラン・パペによれば、この

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    2024年08月22日
  • パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章

    Posted by ブクログ

    イスラエルによるガザ地区攻撃により過去最悪の人道危機が続く中、現地での経験もある研究者やNGOなどの実務家など34人の執筆者が、中長期的な視座から、パレスチナ/イスラエルの「いま」を理解する手がかりになるよう多角的に論じる。
    イスラエルによるガザ地区攻撃が深刻な状況の中でその背景等について少しでも知ろうと本書を手に取ったが、現地での活動経験のある人やレバノン在住のパレスチナ人の方などの実感のこもった報告や解説が多く、現在の状況に至るパレスチナ情勢の実情について多面的に理解が深まった。ちょっと全体的にパレスチナ側の視点に偏りすぎな気はしたが、問題の根本はイスラエルによる入植・占領にあるという認識

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    2025年02月23日
  • パレスチナを知るための60章

    Posted by ブクログ

    2016年に発行されたこの本の時代から、イスラエルとの関係はさらに悪化して、イスラエル軍による攻撃が続いている。この本を読んで、パレスチナ問題が、根が深いもので70年以上も解決できず、その結果として複雑化していることを再認識した。パレスチナ側に立った本なので、イスラエルがいかにパレスチナ人に不利な政策を行い、迫害してきたかという歴史が綴られている。第二次世界大戦前に迫害にあっていたユダヤ人が、迫害する側に回ってしまう理不尽さ。パレスチナ問題が、国際的な利害関係に結び付けられてしまったことで、イスラエルもまた苦境に立たされているだろうこと。短い章にわけて記載されているので、読みやすくわかりやすか

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    2024年04月03日
  • パレスチナを知るための60章

    Posted by ブクログ

    当然のことながらカタカナが多く、「人間はうっすら忘れているときに復習すると最もよく記憶できるはず」と必死に最近学んだ用語知識を思い出しながら読みました。しかもパレスチナの豊かな文化や生活の紹介も多かったため、それを今現在読む何重にも苦しい読書だった。

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    2024年02月15日

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