鈴木啓之の作品一覧
「鈴木啓之」の「ガザ紛争」「パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鈴木啓之」の「ガザ紛争」「パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「ガザとは何か」に続いての関連本。
24章は、歴史・生活・国際社会・政治等の切り口で、大学教授、国連職員、中東やユダヤの研究者、NPO職員、国境なき医師団、外務省出身の方々からの投稿をまとめたもの。
パレスチナ人の扱われ方を知ると、胸が張り裂けそうになる。
イスラエルの国是は、純粋なイスラエルの国家を作ること。パレスチナ人との共存などありはしない。
1948年、パレスチナに「ユダヤ人国家」の建設を目指したシオニストの武装組織は、先住していたパレスチナ人を虐殺して恐怖を煽りながら、75万人(人口の約半分)ものパレスチナ人を同地から追放していった。イスラエル人歴史家のイラン・パペによれば、この
Posted by ブクログ
イスラエルによるガザ地区攻撃により過去最悪の人道危機が続く中、現地での経験もある研究者やNGOなどの実務家など34人の執筆者が、中長期的な視座から、パレスチナ/イスラエルの「いま」を理解する手がかりになるよう多角的に論じる。
イスラエルによるガザ地区攻撃が深刻な状況の中でその背景等について少しでも知ろうと本書を手に取ったが、現地での活動経験のある人やレバノン在住のパレスチナ人の方などの実感のこもった報告や解説が多く、現在の状況に至るパレスチナ情勢の実情について多面的に理解が深まった。ちょっと全体的にパレスチナ側の視点に偏りすぎな気はしたが、問題の根本はイスラエルによる入植・占領にあるという認識
Posted by ブクログ
2016年に発行されたこの本の時代から、イスラエルとの関係はさらに悪化して、イスラエル軍による攻撃が続いている。この本を読んで、パレスチナ問題が、根が深いもので70年以上も解決できず、その結果として複雑化していることを再認識した。パレスチナ側に立った本なので、イスラエルがいかにパレスチナ人に不利な政策を行い、迫害してきたかという歴史が綴られている。第二次世界大戦前に迫害にあっていたユダヤ人が、迫害する側に回ってしまう理不尽さ。パレスチナ問題が、国際的な利害関係に結び付けられてしまったことで、イスラエルもまた苦境に立たされているだろうこと。短い章にわけて記載されているので、読みやすくわかりやすか