第3章の「伝わりやすい図解は6つだけ!」、これを読めただけで、この本の価値があるくらい重要な気付きがありました。
ここまでシンプルなことがなぜ自分で気づけなかったのか不思議なのですが、この章ではそれぞれの6つの図解を紹介しつつ、それぞれの特徴や要素の適性が解説されています。その的確な分析にうんうん
...続きを読むと唸りながら読ませていただきました。
図解を設計するとき、どうしても最良の図解がある気がして無駄にダラダラと考えてしまう癖がついていたのですが、その悩む時間がスカッとなくなりそうな、そんな感触を得ました。
これから読む方に限って伝えることがあるとすると、読み物として期待はしない方が良いということです。
先述の3章で終わる計3章構成となっていますが、前段に1章2章では文字量が多いものの、それこそ著者が伝えたいことは図で分かりやすく説明してくれているものが多すぎて、もはや活字を追う必要がない設計になっています。
章間にあるコラムやプロローグ、エピローグなどは読んで雑学や知識も踏まえてあって大変面白い話でした!