あらすじ
大手計測制御機器メーカーでシステム設計責任者として30年働いてきた著者が教える、誰にでも言いたいことが伝わるメモの取り方のノウハウを公開!
・図解にはインプット用のものとアウトプット用のものがある
・伝わる図解メモをつくるパターンは6つ
1ツリー型 ―情報の伝わり方が分かる、問題解決に最適
2マトリックス型 ―簡単に比較ができる、全体がよく分かる
3サテライト型 ―戦略の整理、3つに分類
4フロー型 ―物事の手順・流れが分かる
5ベン図 ―情報の共通点や相違点が分かる
6グラフ型 ―傾向を「秒」で伝える
・四角と矢印と線で簡単に伝わる図解メモを作る方法
など目からうろこのメモ術をわかりやすく伝授します。
メモを書いたけれどもどんなことだったか思い出せない
メモを見返すのが面倒
メモをもとに上司に説明しても伝わらなかった
といった経験をもっている方は必読です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
第3章の「伝わりやすい図解は6つだけ!」、これを読めただけで、この本の価値があるくらい重要な気付きがありました。
ここまでシンプルなことがなぜ自分で気づけなかったのか不思議なのですが、この章ではそれぞれの6つの図解を紹介しつつ、それぞれの特徴や要素の適性が解説されています。その的確な分析にうんうんと唸りながら読ませていただきました。
図解を設計するとき、どうしても最良の図解がある気がして無駄にダラダラと考えてしまう癖がついていたのですが、その悩む時間がスカッとなくなりそうな、そんな感触を得ました。
これから読む方に限って伝えることがあるとすると、読み物として期待はしない方が良いということです。
先述の3章で終わる計3章構成となっていますが、前段に1章2章では文字量が多いものの、それこそ著者が伝えたいことは図で分かりやすく説明してくれているものが多すぎて、もはや活字を追う必要がない設計になっています。
章間にあるコラムやプロローグ、エピローグなどは読んで雑学や知識も踏まえてあって大変面白い話でした!