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  • ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う
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    ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻880円 (税込)
    「クチキゴキブリのメスとオスは、互いの翅を食い合うらしい」 類を見ない不思議な現象に惹かれた著者が、採集・飼育・繁殖方法など、わからないことだらけのこの生物に秘められた謎を体当たりで追いかける。 沖縄・やんばるでの採集、トライ&エラーの飼育、予算がない中でのDIYな実験、そして翅の食い合いの意義とは――行動生態学の基本と最前線をわかりやすく解説します。 また、そもそも研究とは何のために行うのか、学会を活用するには? 論文はどうやって書かれているのか、といった一般読者は知らないけれど興味深い研究の現場、研究世界の歩き方についても語ります。 本文に収録した超細密で美しいイラストは、著者による作画。研究対象である生き物と、それに生涯をささげる研究者、研究という営みの魅力が詰まった一冊です。 ■内容 第1章/やんばるの地に降り立つ 第2章/謎の行動、翅の食い合い 第3章/三度の飯より研究 第4章/クチキゴキブリ採集記 第5章/実験セットを構築せよ! 第6章/戦場でありフェス、それが学会 第7章/翅は本当に食われているのか? 第8章/論文、それは我らの生きた証 第9章/ゴキブリの不可思議 第10章/研究者という生き物 ■著者について 大崎 遥花(おおさき・はるか) 1994年生まれ。日本に現存する唯一のクチキゴキブリ研究者。 九州大学大学院生態科学研究室博士課程を修了後、京都大学を経て、2023年よりノースカロライナ州立大学で研究を行う。日本学術振興会特別研究員。 狭い場所が好きなのにアメリカの家は広く、最近落ち着かないらしい(研究者と研究対象は似るという)。 面白いといえばゴキブリ、でもカッコいいといえばカミキリ。ゴキブリ採集の副産物の土壌動物も好物。 ペンで生物画を描くのが趣味。クチキゴキブリ研究に生涯を捧げることになるのだろうなあと腹をくくっている。

ユーザーレビュー

  • ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う

    Posted by ブクログ

    研究職の仕事を考えている人は、参考になる内容なのではと思った。ゴキブリ研究の考察や発展の進め方が勉強になったし、先行研究も少ない中でDC1を取って海外で研究されている素晴らしい方だと思いました。応援してます。

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    2026年03月22日
  • ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う

    Posted by ブクログ

    研究を進めるうえで今の自分に足りなかった視点やもっとこうしたほうが良いなという気づきが沢山得られた。
    研究内容のクチキゴキブリの雌雄がお互いの翅を食べることが非常に興味深いなと思った。背景や考察の論理の展開が分かりやすかった。クチキゴキブリの生息環境が特殊なゆえにそうした性システムや行動が進化した可能性があることが分かり面白かった。
    大崎さんが研究を進めるうえで、失敗を含めた様々なストーリーに自分を照らしあわせながら読み、尊敬することも多かった。

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    2025年08月28日
  • ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う

    Posted by ブクログ

    クチキゴキブリは、卵胎生、そして両親揃っての子育てという珍しい習性をもつ。しかも、つがいになったオスとメスは交尾の前後に互いの翅を食べ尽くす。飛べなくなってしまうのに、しかもさほど栄養にもならないのに、なんでそんなことをするのか? 著者はこの疑問に挑む。フィールドワークから実験、プレゼンや論文執筆まで、その研究のプロセスがおもしろい。
    動物行動の研究の成否は、次のことに尽きる。どんな動物にするか、どんな行動にするか。加えて、どんな先生に指導を仰ぐか。本書には、通販でマダガスカルゴキブリを買ってくれた中学の先生、フィールドワークの旅費にポケットマネーを出してくれた指導教員、そしてあれこれアドバイスをくれる他大学の先生方が登場する。本書はそれら3つがうまくいったケース・ヒストリーとして読める。そして著者はいまアメリカにて研究に邁進中。

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    2025年05月06日
  • ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う

    Posted by ブクログ

     栃木県民で、手のひらでモゾモゾ動く虫が好きだったあの大崎さんが、「Dr. 大崎」になるとは・・・家族でもでも何でもないけど感動でうれし涙です、よかったです。
     この本の主人公は、著者の大崎さんです。おもに、大学4年に生態科学研究室に所属して卒業研究を始めるところから、博士課程卒業までのおはなしです。
     読みはじめると文章が、「虫好き理系の宝塚男役」のひとが書いたかのようで、シャープでかっこよく、初々しいです。

     タイトルには「ゴキブリ」とありますが、かれらは脇役です。タイトルにわたしが補足するならこんな感じ、( )内が補足文です。
    「(クチキ)ゴキブリ(を研究している)・(大崎さんの)マイウエイ(物語)」でしょうか。
     大崎さんご自身の行動生態学的エッセイなのでした。

     大崎さんが扱う研究材料が「クチキゴキブリ」です。
     かれらは沖縄などの南の島の森にいて「朽木」を食べます。森の生態系維持に欠かせない「森のひっそり系ゴキ」なのです。
     「ゴキ」というだけで嫌われますが、割った朽木からお尻をだしている写真がかわいい。
     大崎さんが論文を発表すると、クチキゴキブリの驚きの生態に、ニューヨーク・タイムスからすぐに取材のオファーが来たそうです。

     本文中のイラストは、大崎さんご自身の手による、ペンで描かれた点描画です。とってもお上手です。
     わたしが特に好きなのは、シロアリとゴキブリの先祖の想像図です。シロアリはゴキブリ目に完全内包!だそうです。そのほか、クチキゴキブリのぽっちゃり体形とガリガリ体形比較イラストもおもしろい!

     この本で大崎さんは、大学院で研究するとは、博士になるとは、について紹介されています。中高生におススメしたい!大崎さんの実験・学会・論文執筆投稿など「博士」とはどんな人たちか知ってもらい気持ちが伝わってきます。

     現在、大崎さんはアメリカで研究中とのことです。今後は、「海外に拠点を持ち、自身と研究によりよい環境を自由に選べるようになりたい。」(P248)だそうです。
     大崎さんの研究によって、いつか教科書が変わる時が来るといいですね。

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    2025年02月12日
  • ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う

    Posted by ブクログ

    2023年刊。害虫の大代表格としてのゴキでは無く、アジア圏の極限られた場所にしか生息しない、朽木にのみ住むゴキの研究者。世界中で他に研究者が居ないという生き物。しかも雌雄が互いの翅だけを食い合うという、全生物中で例の無い行動を取るとのこと。
    研究者の事、修士・博士課程、研究者は総合格闘技のプロ、何より「楽しい」の原動力が根源にある、考えることが好き、等など。言葉や表現の緩急・崩し具合、リズムが良くて面白い。硬い話も、構成よく、抵抗感少なく読めた。

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    2024年05月05日

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