タイトルに惹かれて手に取った本。
部分的に見ると共感できたり、勇気を貰える本だが、まだ10代の若造には作者の経験に共感出来ずそのギャップに苦しんだ。
本当にタイトルだけで何も見ずに購入したので、キリスト教、ファミリズム志向が強すぎてうーんともなる。
「神様は私達が耐えられないような試練に遭わせること
...続きを読むはない」「試練は喜ぶべきもの」
確かにそういう考えも素敵だが、この考えは試練を乗り越えてこそだと。
性暴力や家庭内のいざこざなど、理不尽な出来事によるトラウマに現在進行形で苦しんでいる人にとっては余計に苦しくなってしまうだけかもしれない。
この本は心の傷がまだ浅いうち、もしくは心に余裕があればあるほど刺激される本だと思う。
ただ、もう少し年齢を重ねるともっと心の支えになってくれるかもしれないと感じたので手元には置いておこう。
否定的な感想ばかりになってしまうが、沢山学ぶことがあった。
分かっていても心に余裕がないと意識できないことを認識させてくれる。