作品一覧

  • あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

    あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,122円 (税込)
    「力こそ正義」の国際秩序、激化する気候変動、人間を疎外する科学技術。予測不能な時代を生き抜くため、私たちは従来の常識を捨て、現代に通用する「新常識」を手に入れる必要がある。思想界の奇才ジジェク、ノーベル経済学賞のスティグリッツをはじめ、「白人人口の縮小」を分析した人口学者カウフマン、「西洋人だけがもつ奇妙な心理」に着目した人類学者ヘンリックなど、巨視的な研究を続ける学者8人のインタビューを通し、現代社会システムの本質に迫り、未来への道を探る。
  • WHITESHIFT――白人がマイノリティになる日

    WHITESHIFT――白人がマイノリティになる日

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻6,160円 (税込)
    【WHITESHIFT[ホワイトシフト]】 白人マジョリティが徐々に、白人の伝統的文化を身につけた混血人種のマジョリティへと変容していくモデル。 英国では2100年代に混血の人々がマジョリティになると著者カウフマンは予見する。 ──その時、世界はどう変わるのか? --------- 〈大転換する世界情勢〉欧米で大きな話題を呼んだ必読書! 地球規模での移民の加速化により、白人は各国で少数派となる。 白人のアイデンティティが揺らぐなかで台頭するポピュリズム、ナショナリズム、多文化主義に、我々はどう向き合えば良いのか。難民問題への対処に正解はあるのか。 人口学、社会学、政治学、統計学、心理学 などの知見を動員し、精密なデータをもとに 米・英・欧州・カナダの状況を分析。全ての人が希望を持てるような未来像を模索する。 --------- 《特別付録》西山隆行氏(成蹊大学教授)による長文解説。 --------- 【目次】 ■第一章………白人がマイノリティになる世界―ホワイトシフト 〈 第一部・闘争 〉 ■第二章………ホワイトシフト前章アメリカ史におけるWASPから白人への転換 ■第三章………トランプの台頭―移民時代の民族伝統主義的ナショナリズム ■第四章………英国― 英国保護区の崩壊 ■第五章………欧州における右派ポピュリズムの台頭 ■第六章………カナダ特殊論― アングロスフィアにおける右派ポピュリズム 〈 第二部・抑圧 〉 ■第七章………左派モダニズム―一九世紀のボヘミアンから大学闘争まで ■第八章………左派モダニズムと右派ポピュリストの戦い 〈 第三部・逃亡 〉 ■第九章………避難― 白人マジョリティの地理的・社会的退却 〈 第四部・参加 〉 ■第十章………サラダボウルか坩堝か? ―欧米における異人種間結婚 ■第十一章……白人マジョリティの未来 ■第十二章……「非混血の」白人は絶滅するのか? ■第十三章……ホワイトシフトのナビゲーション―包摂的な国の包摂的なマジョリティへ ■謝辞 ■解説──西山隆行 ■参考文献および原注

ユーザーレビュー

  • あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    すごい。
    全部すごいが、インタビュアーのジャーアナリストとしての矜持が溢れ出てしまっている、最後の短いあとがきかっこよくて、印象に残る。
    最も伝えたい本編の情報が薄まってしまうくらい、最後に美味しいところを持っていってしまった。

    0
    2026年09月13日
  • あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    目を覚させられる見識や指摘が多い。
    個人的には、ジェイソン・ヒッケル氏による、資本主義の次に来るべき社会システムについての論述が最も興味深く、まさに少子高齢化の先頭ランナーとして、如何に素晴らしい国にして行くかを考える際、これまでの経済成長至上主義的なアプローチではいけない事を痛感した。

    0
    2026年06月12日
  • あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    世界は目まぐるしく動いており、これまで感じた時間の流れがゆっくりに感じるくらい、今のそれは激流にも等しく感じる。従来からある行きすぎた資本主義とそれにより一層顕著になる貧困の問題。過度の(地球資源が抱えることのできる人間の数に対して)人口増加、そしてそれが引き起こす食糧や資源配分の問題。人間が地球を破壊に導くような極端な経済活動は、地球環境の害悪となり気温の上昇やこれまでに無い気候変動を引き起こす。富めるものが富を独占し、上位10%が富の75%を所有、下位50%は僅か2%しか所有できないような二極化する世界。それら問題に対する解答を出せるか、近年技術進歩が、シンギュラリティを超え、一年経てば全く別次元へと進化し続けるAI。労働の在り方や社会の構造までをも変化させている。更には人類のあらゆる問題を解決に導くとされる量子コンピュータの実用化に向けた各国の技術競争。過去に人類が技術進化を遂げるために重要な契機となってきたのは、戦争とそれに利用される軍事技術の開発であった事は言うまでも無いが、ロシアによるウクライナ侵攻は、正にドローンを始めとする無人兵器の躍進だ。かねてよりそうなる事は予想されてきたが、ドローンは各国の軍隊のあり方を著しく変化させた。
    少し前に中国で行われたロボット技術を競う大会の映像を見たが、数年前にぎこちない動きで笑いを誘ったような人型ロボットは、人間の動きに近い滑らかでかつ人間よりも機敏に正確な動きを疲れもせずに続けることができるようになった。AIとの組み合わせで、自律的に考え行動するロボット達が、人間が行ってきた労働の一部を既に代替し始めている。確かにこの流れが加速すると、戦争で血を流す人間も居なくなるかもしれない。それと同時に技術的な優位性のみで国家間の対立は勝敗が決まるようになっていくだろう。
    本書はこうした現代の最新の世界の情勢を、各国の著名な学者、研究者などへインタビューし、これまで通用した常識から新常識へと転換する瞬間を捉えたような作品だ。そのインタビューの質問にはある共通の質問が含まれる。それはアメリカのトランプ大統領の存在に関連するものだ。毎日、世界中のトップがトランプ氏一挙手一投足に注目する。先が読めない動きに対応せざるを得ない各国のリーダー達の心労も察せられる。インタビューに回答する世界の頭脳達がこのトランプ氏をどう見ているのか。大凡答えは予想できるのであるが、それぞれの専門領域からの考察は興味深い。
    そして母なる地球「水の惑星」の水にまつわる問題や課題で本書は幕を閉じるのであるが、前述したような技術革新は地球外への水の探査機に向けられていく。人類が水を手に入れ水を欲しいままに使ってきたこれまでの歴史。人口が増え続け、食糧だけでなく水を奪い合う未来が見え隠れする。火星に水の痕跡を探し求めるなど、人類は常に水を探して、その勢力範囲、領域を拡大してきた歴史が示すように、水の惑星を飛び出して、最早宇宙空間も自由に行き交う時代に突入した。私が人生の幕を下ろすまで、地球は持ちこたえていて欲しいが、その時社会は一体どうなっているのだろうか。30年前には想像つかなかった今。更に30年先は益々想像できないものになっているだろう。本書は先ずは今の最新の常識に触れていく良い機会になる。

    0
    2026年10月04日
  • あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

     編者でインタビューアの大野和基が慧眼の士と呼ぶ8人に訊いた、未来への提言の書。
     8人それぞれに独自の世界観を展開しており、楽しめた。巨人の肩に乗ることによって、高みから世界を俯瞰する心地よさを感じられる。
     全く無知な分野なので、理論物理学者のミチオ・カクが量子コンピュータについて語った話が特に勉強になった。「量子コンピュータは一度に一つの処理しか行いません」(p189)とは意外だった。

    0
    2026年09月14日
  • あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    もはや自由民主主義では気候変動とAIの危機に対抗できないので新たな仕組みを作らなければならないと言うスラヴォイ・ジジェク。
    神の見えざる手などという嘘に踊らされて完全な自由に任せていては取り返しがつかないことが起こる(実際に起きている)と警鐘を鳴らすジョセフ・E・スティグリッツ。
    西洋の白人にとっての移民問題の深刻さを主張し日本も移民に関して受け入れるか否かの問いに真剣に向き合うべきというエリック・カウフマン。
    資本主義は民主主義的ではなく、何を作り何を作らないのかを一部の富裕層が勝手に決めているだけで
    、社会と環境のために何を作るべきかを人々が決めるようにシステムを変えるべきというジェイソン・ヒッケル。
    現在の西洋の台頭は必然でも安定的な状態でもなく、単に一夫一婦制といとこ婚を西方協会が禁じたことによって血縁が薄れ結果として産業革命がうまくいっただけの一時的な状態に過ぎないと看破するジョセフ・ヘンリック。
    世界は多極化しており、これから人々は命の経済と死の経済のいずれかを選択しなければならないと説くジャック・アタリ。
    量子コンピュータの夢(ガン撲滅、老化撲滅、太陽フレア予測 等)を語るミチオ・カク。
    水の惑星においては水のネットワークを意識して維持しなければならないと説くジェレミー・リフキン。

    博識の知性たちのインタビューは興奮と気付きがたくさんあった。
    星4つ。

    0
    2026年08月03日

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