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  • 摂食障害モデル 165センチ、32キロだったわたしへ
    4.8
    ママね、あなたが生まれたとき真っ先に先生に確認したの。「この子、本当に女の子ですか?」って――。 私は、可愛くない。 小さい頃から、ママにはずっとそう言われて育てられてきた。それでもなんとかママに喜んでもらいたくて、中学生モデルのオーディションを受けた。整形手術をして、無理なダイエットを続けたら、仕事がもらえるようになった。可愛くない自分でも、痩せていれば少しは価値があるんだと思った。 その日から私は、食べることが怖くなった。 この本は、私がずっと苦しめられてきた摂食障害・過食嘔吐と、そこに至るまでの経緯を書いたものだ。 この病気がどれだけ危険で根深いものなのか、同じ悩みを抱えるあなたに届けば嬉しい。

ユーザーレビュー

  • 摂食障害モデル 165センチ、32キロだったわたしへ

    Posted by ブクログ

    家庭環境って人が育つ上でとても影響あるんだなと認識。よくそこから抜けでたなと思うし、うまく距離取れたのでは?辛いことはこれからも続くだろうけど,乗り越えてほしい 90

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    2025年11月05日
  • 摂食障害モデル 165センチ、32キロだったわたしへ

    Posted by ブクログ

    世の中を見渡せば、多様性っていう言葉が一人歩きしてる気がする。
    言葉だけ一人歩きしてて、実際SNSや各種媒体を見れば
    細い・白い・手足が長い・豊かな艶のある髪・パッチリとしたふたえ・ムダ毛がないとかその他諸々
    言い出したら本当にキリがない。
    著者もすごく大変だったのだろうなと、読んでいてまず健康が心配になってしまった。
    仕事とはいえ、誰かに必要にされたいとか認めてもらいたいとか
    誰しも承認欲求はあるし
    心が満たされるのであれば、選択肢がそれしかなかった。という言葉が合っているのかわからないけれど
    心を平穏にするためには、その時はそうするしかなかったのであろうと。
    人からどう見えるかって最低限、

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    2023年12月04日
  • 摂食障害モデル 165センチ、32キロだったわたしへ

    Posted by ブクログ

    ある問題を大人数のデータとして捉えると何も感じないが、ある1人をフィーチャーすると感情を込めて考えるというバイアスがあるらしい。何かしらのメディアで、摂食障害というものは知っていたが、それを抱えている人に出会ったことはない。よって、他人事と捉えていた。しかし、著者がこれまでの経験を詳らかに著してくれたおかげで、社会全体で考えていかなければいけない事柄だと認識した。非常に読みやすく、感情がリアルに伝わってくる文章は、さらに効果的であった。

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    2023年10月09日

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