作品一覧

  • 戦争みたいな味がする
    4.0
    朝鮮戦争を生き延び、在韓米軍基地周辺で働いた著者の母は、アメリカ人男性と結婚後に渡米し、差別的な眼差しの先に置かれつづける。その背景には、人種、階級、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる差別構造があった。朝鮮半島にルーツをもつ母娘の記憶を通して見える現代社会の論点、植民地主義、人種主義、精神疾患など複雑な難題が家族に及ぼす影響を、コリア系アメリカ人女性の社会学者が紡ぐ珠玉の回想録。2021年、全米図書賞ノンフィクション部門最終候補作。
  • 「犠牲区域」のアメリカ 核開発と先住民族
    -
    核開発を牽引する「偉大な国」で,安全保障や経済発展のために犠牲にされ,環境汚染の最前線で生きるアメリカ先住民の人びと.「最大多数の幸福」を名目に,いかに彼らの存在が不可視化されてきたか.セトラー・コロニアリズムによる支配の構造と,それに対する粘り強い抵抗の歩みを,長年の調査をもとに描き出す.

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 戦争みたいな味がする

    Posted by ブクログ

    コリア系アメリカ人社会学者による、
    朝鮮戦争を生き抜いた母親の生きざまのドキュメンタリー。
    すさまじい。
    恨 だ。
    なぜ韓国の小説には恨が底流にあるのか。

    著者のお母さんは朝鮮戦争時代、
    セックスワーカーをやっていた、らしい。
    大東亜戦争中に日本が残した慰安所を、
    米軍がそのまま利用し、
    朝鮮の女性を雇用して、
    米軍人の相手をさせた。

    お母さんはおそらくその相手だった米軍人と結婚、
    米軍人によってそこから脱し著者を産みアメリカに渡り、
    しばらくは普通の生活をしていた。
    食への貪欲さをもって。
    その記載が非常に印象的。キムチ、ブルーベリー、、

    しかしセックスワーカー時代のトラウマのせいか、

    0
    2026年05月15日
  • 戦争みたいな味がする

    Posted by ブクログ

    亡き母と父、そして自身の言動や経験を何度も辿り捉え直すことで、自らの家族の在り方を歴史的社会的文脈の中で浮き彫りにしていく。何か劇的なな展開があるわけではない。しかし読後に深い感動がある。

    0
    2025年12月31日
  • 戦争みたいな味がする

    Posted by ブクログ

    訳者の方のお話を聞く機会があり、読むことができたことを感謝している。個人的なことは社会的なこと。お母様のトラウマを、直接聞き出すのではなく、多方面から調べ尽くす手法にとても説得力があった。日本の過去も関わっていることに、胸が痛む。一方、韓国料理のレシピが美味しそうで、思わずメモをした。

    0
    2025年11月29日
  • 戦争みたいな味がする

    Posted by ブクログ

    筆者のオンマが今の世の中を見たらなんと言うだろう。MAGAに対しては眉間に皺を寄せ、The summer I turned prettyの人気には「オモ!」と驚くだろうか。
    晩年(読後直ぐの今この言葉を書くのがすごく寂しくて哀しいけれど)、筆者と食事を共にした3人目の母の様子は、1人目の時のエッセンスを残しつつ2人目の時の儚さをはらんでいて切なかった。
    精神疾患におけるリカバリーは、病気になる前に戻るのではなく病気を経て新たにアップデートすることとされるけれど、その様はまさしくリカバリーで、伴走する筆者の苦慮や省察の言葉には胸に迫るものがあった。

    PTSDを抱え、命からがらどうにかたどり着い

    0
    2025年10月05日
  • 戦争みたいな味がする

    Posted by ブクログ

    手に取るかどうかを迷われているのなら是非!中身についての感想は控えますが(書ききれない)、筆者の取り上げたテーマだけではなく、むしろ痛々しいながらも温かさを失わない(失いかけながらも)家族記として読むのがいいかもしれない。親子という関係は誰にとっても避けようのないものだから、誰が読んでも痛みを感じる部分があるかも。

    0
    2025年09月01日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET