作品一覧

  • 知覧からの手紙 新版
    4.9
    あなたの幸を希う以外に何物もない――。鹿児島県知覧の特攻隊基地から飛び立った穴沢利夫少尉。二十三歳で散った法学徒が婚約者・智恵子へ宛てた便りには愛する者への一途な思いと純粋な真情が綴られていた。戦後六十年以上を経て、婚約者が語り尽くした、あの時代の現実とある愛のかたちとは。全面改稿を施したロングセラーの新版。 【目次】 まえがき 第一章 出会い 図書館から戦場へ 第二章 覚 悟 マフラーになりたい 第三章 婚 約 たった一晩の子守唄 第四章 特 攻 あなたをたどる旅 生きる時代は選べない――新潮文庫版あとがき 新版あとがき

ユーザーレビュー

  • 知覧からの手紙 新版

    Posted by ブクログ

    命の終りが明日にも迫ってくる中で1秒でも一緒に居たいという気持ち、でもそれを口に出してはいけないという日本人としての気持ち。自由がなかった。男として、女として、些細なわがままさえ押し殺さなければならない。そんな当時の世間の状態が伝わってきた。

    心が澄んでいく感覚がする一方、平和ボケした現代に、自分に、遺書を読んで分かった気になることしかできない自分に、歯がゆさも感じている。「国の為に死ぬなんてありえない」と心の隅で思ってる。「この若者たちにも未来があったのに」と他人事のような感想しか浮かべられない。見て、知った気になってる。「感動した」で終わらそうとしてる。私はもっと知るべきことがある気がし

    0
    2026年05月04日
  • 知覧からの手紙 新版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「あなたのマフラーにならなりたいと思います。」っていうプロポーズに対して、穴澤さんがそのマフラー貸してとマフラーを巻いて返事をしたのがきゅんとした。え、素敵すぎない?
    けど、特攻で亡くなって結ばれなかったっていうのが分かってるから読み進めていくのが辛かった。

    婚約者への遺言は何度読んでも号泣。
    20代の未来ある若者にこんなもの書かせてはいけない。

    今生かされているこの時代をめいいっぱい生きようと思った。
    人生観が変わる、そんな一冊になった。

    0
    2026年04月04日
  • 知覧からの手紙 新版

    Posted by ブクログ

    穴澤さんと智恵子さんから見たら、こんな時代でも愛を育んできた日々は全て輝いていたと思う。
    ただの若者の純粋な愛が戦争というもので引き裂かれてしまった。何を憎めばいいのか、どこに怒りを向ければいいのか、戦争を体験した人にしか分からない葛藤があっただろうと考える。
    作中に出てくる2人の手紙のやり取りの中の日本語が綺麗だった。読めてよかった

    0
    2025年12月15日
  • 知覧からの手紙 新版

    Posted by ブクログ

    戦争はほんとうに誰も幸せになれない。
    どうして離れ離れにならなければならないのか。
    涙なしでは見れません。
    この本を読んで知覧に行こうと思いました。
    日本のために戦っていた彼らを忘れてはいけないな。

    0
    2025年10月22日
  • 知覧からの手紙 新版

    Posted by ブクログ

    愛する人の写真を胸ポケットに入れ、どんな思いでその瞬間まで操縦桿を握っていたのか。考えると胸が苦しくて仕方ありません。知覧特攻平和会館で拝借した穴沢さんのご遺書も、この本に登場する過去の手紙のやりとりを理解した上で見ると全く違ったものに見えました。また早いうちに知覧に行きたい。

    0
    2025年10月14日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET