作品一覧

  • ハムレット・シンドローム(イラスト簡略版)
    -
    1巻330円 (税込)
    演劇中の事故以来、自分がハムレットだと信じ続けるコマツ。『ハムレット』の登場人物を演じる彼の城へソフエは向かう。コマツが本当におかしいのかを確かめに行ったソフエは消え、アユコが城へ向かうが……。 ※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。

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  • ハムレット・シンドローム
    3.7
    1巻627円 (税込)
    演劇中の事故以来、自分がハムレットだと信じ続けるコマツ。『ハムレット』の登場人物を演じる彼の城へソフエは向かう。コマツが本当におかしいのかを確かめに行ったソフエは消え、アユコが城へ向かうが……。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • ジャン=ジャックの自意識の場合<新装版>
    -
    1巻770円 (税込)
    一九六八年、日本人青年医師に、ルソーの魂が降臨した。彼は『エミール』の理想を実現すべく、理想の子供を育てることを決意し、孤児院を創設する。集められた子供たちは、“世界の救い主”を作り出すための、実験体であった…。天使が舞い、混沌が支配し、血と精液にまみれた溟い幻想が憩う、濃密な作品世界。全く新しい才能の誕生! 第8回日本SF新人賞受賞作品。 人々は、今あるこの世界が、根底から作り変えられることを望んでいるんだ。いつの時代もそうだった。しかし、それは容易なことではない。だから、必要とされるのは、現状との闘いから変化が勝ち取られることではなく、現状を作り出した源にまで遡って作り変えられることだ。地下の王国が、父たちの歴史を飲み込んでしまう、そんな矛盾した革命だ。気づかぬうちに起源を置き換えてしまう。闘い自体が無力化されることを望んでいるのだ。それができるのは、ただ一人の子供だけだ。その子は子にして親なんだ。天使が巨人を産み、巨人が世界を産んだように。子孫にして父祖、結果にして原因、その両者を結ぶものだ。その子は、やがて《世界の救い主》になるだろう。

ユーザーレビュー

  • ハムレット・シンドローム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うん。凄かった。読メの方でオススメされた作品だったが個人的には大当たり。
    …きっと彼がコマツアリマサなのかそれともハムレットなのかそれともハムレットを演じているコマツアリマサなのか…とかは意味を為さない問いなんだろうな。
    所々に散りばめられた謎と予測していなかった真実と結末で読後感もまたいい。

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    2016年01月22日
  • ハムレット・シンドローム

    Posted by ブクログ

    劇中劇を題材にしたホラミス
    久生十蘭『刺客』『ハムレット』の翻案らしいが
    もちろん読んだことないのでどう違うか不明
    登場人物5人がそれぞれの視点から劇中劇を語る凝った構成ながら
    文章の整理は行き届いて理解はできなくとも読みやすい
    内容は『ハムレット』というより
    『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』のような気がする
    翻案元がそうだったのかもしれないが

    0
    2019年01月10日
  • ハムレット・シンドローム

    Posted by ブクログ

    アルコール度数の高い酒をちびちび呑むように読みました。

    本当に謎、謎、謎ばかりです。でも読ませる力が確かにあります。
    この物語の解釈は人それぞれになると思います。

    とにかく濃密な245頁でした。クセのある小説をお探しの方にお薦めです。

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    2012年10月11日
  • ハムレット・シンドローム

    Posted by ブクログ

    ハムレットが”演じている”ハムレットを”演じる”=「ハムレットシンドローム」。なんて堂々巡りなお話。
    意味するところは演技と本気の境界をめぐる、思考の劇。
    1度読んだだけでは理解できないです。いつかまた読んだ時に"演じること"の意味が理解できるかもしれない。
    ジャケットの竹岡美穂さんの表紙が幻想的でGood.

    0
    2013年12月13日
  • ハムレット・シンドローム

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて購入。初めて読んだときは(゜Д゜)って感じだった(笑) 十蘭のハムレットを読んだ後に再読したが、十蘭は偉大だった…

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    2013年04月07日

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