作品一覧

  • 世界史のなかの近代日本
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    開国から日露戦争までの歴史を、20テーマの講義形式で、多彩な図版とともに読み解く。世界は日本をどうみたのか、世界のなかで日本はどう近代化・国際化したのか、日本と世界、双方向からの視点で学ぶ。「歴史総合」の学習にも最適。

ユーザーレビュー

  • 世界史のなかの近代日本

    Posted by ブクログ

    歴史書ではありますが、一般的な歴史の本とは違います。
    大学の講義をその目的と主要ポイントを踏まえた上で教わっている気分になります。

    世界史の中の歴史で日本を見る方法ではなく、鎖国から開国し世界各国が日本をどう見てどう関わりたかったか、欲望や腹黒さも垣間見れるものです。
    時系列の歴史書では取り上げもしないちょっとしたこともあり、それがまたとても勉強になります。そして今までの時系列とも繋がり、なるほどなぁとなっていきます。
    沖縄が清国と日本との間でどのような経過のもと日本になったか、いつから洋装に変化して行ったか、その辺りがとても身近で面白いものでした。

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    2023年05月28日
  • 世界史のなかの近代日本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幕末のイギリスやフランスなどのヨーロッパ諸国と、日本との関係について、今までの歴史書では、「進んだ西欧」と「遅れた日本」と描写しているものがほとんどだと思います。
    しかし、本書は違います。
    この時代の中国と日本は、ヨーロッパを必要としない自給自足ができていたというのです。
    そして「日本の石見銀山は16世紀から17世紀にかけて、世界の産銀量の三分の一を占めた・・・この時期、日本で産出された銀の四分の三、金の四分の一が海外に流出した」と書かれているのです。
    そうなると、ヨーロッパと東アジアの関係は、「進んだヨーロッパ」と「遅れた東アジア」というよりも、「豊かな東アジア」と「富を求めるヨーロッパ」と

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    2023年03月24日
  • 世界史のなかの近代日本

    Posted by ブクログ

    明治新政府発足後、日本が文明国として西洋と対等な関係を築くために行なった重要な国内・外交政策について、多角的な視点から解説を行った一冊。
    歴史とは、様々な人や組織や国家の思惑が交錯するなかで形成されるものである。その中の1つの視点をピックアップして書かれる本は割合たくさんあるが、複数の視点を行ったり来たりしてくれる本はあまりないように思う。その点で本書は貴重な知識を提供してくれているなと感じた。

    0
    2025年01月26日

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