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  • 涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還
    4.7
    これは拒食と過食、両方を経験した私の十二年間の軌跡。 高校一年生の夏、母に連れられて行った心療内科で、「摂食障害」と診断された。当時の 身長は153センチ、体重は35キロ。しかし医者に診断されるまで、自分が病気だなん て思いもしなかった。 やせ続けることは、私の正義であり誇りだったから――。 通院を始め、食べなくてはいけないとわかっていても、頭の中のもう一人の『私』が許さ ない。『食べたら太る』『やせろ』と責め立てられ、ついに一日の食事量は水とカロリーバー一本に。 精神病院への入院を経て徐々に食事ができるようになるが、今度は強い過食衝動が起こり、七か月で体重が倍増する。 「空腹」も「満腹」も失い、大好きだった絵を描くことすらできなくなりながらも、自らと向き合い摂食障害になった理由を見つけ、食事へのこだわりを手放して自分らしく生きられるようになるまでを記した感動のエッセイ。 今日マチ子・装画

ユーザーレビュー

  • 涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還

    Posted by ブクログ

    私も今治療中です。どうしてこんなことになったんだろう、と何度も思いました。私はこの方とは少し症状が違う部分もありますが苦しんでいる姿にはとても共感でき、胸が痛くなりました。私も必ず前のような生活ができるよう、支えてくれている周りの人への恩返しもしながらゆっくり前に進んでいきたいです。

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    2025年11月18日
  • 涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還

    Posted by ブクログ

    摂食障害
    こころの奥にある対処困難な行き詰まりを、食や体系のこだわりにすり替え、食生活の異常と心身の不調を引き起こす病気。

    食べないと自分が危ないとわかっていても、食べられない。その生活をやめたいのに、怖くてやめられない。

    摂食障害独特の考えが痛いほど分かる。共感しすぎて辛かった。
    そのうえで、著者が自分の内面と向きあいながら、進んでいく姿が強く心に響いた。

    摂食障害が「治る」って、何なんだろうとあらためて考えてしまう。



    以下メモ

    ・自分の食事へのこだわりを守り続ければ、心の平穏を保っていられるのかもしれない。けれど、そこには誰もいない。私は一生、狭い部屋の中で、窓ガラス越しに外

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    2025年10月03日
  • 涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還

    Posted by ブクログ

    拒食症(神経やせ症)を経験し、乗り越えた今、この本に出会いました。
    自分のことを描かれているかのように同じような経過を辿っていて、読んでいてとても苦しくなりましたが、もっと早く出会いたかった本です。自分の症状が病気だと気づいたときにはすでに後戻りできなくなっていることが多い疾患だと思います。この本は疾患の知識をつけることにも役立つと思いました。
    罹患者としての自分を客観視でき、同じことを繰り返さないよう戒めとしてもとても役立ちました。

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    2024年08月22日
  • 涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還

    Posted by ブクログ

    自分が摂食障害かもしれないと気づく前に読んだ。どのような治療を行うのか、その時どういう気持ちだったのかを学んだ。その後私が治療を始めるときにも、この本で得た知識のおかげで心構えができた。

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    2024年01月04日
  • 涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還

    Posted by ブクログ

    拒食症、過食症を経験し10年以上の闘病が綴られていた。
    作者は原因を劣等感だと気づくことができ、回復に向かっていったよう。
    自らで原因を見つけることは難しいなか、すごいなと思った。
    少しでもこの病気と闘う人が減るといいなと思った。

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    2025年09月22日

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