作品一覧

  • 鹿川(ノクチョン)は糞に塗(まみ)れて
    3.5
    1巻2,640円 (税込)
    映画のように書き、小説のように撮る…… のちに世界有数の映像作家となった 映画監督イ・チャンドンによる傑作小説集 待望の日本語訳刊行! 映画監督として世界中にファンを持つ韓国の作家イ・チャンドンが、かつて小説家として発表し、「映像の世界への転換点となった」と自ら振り返る小説集、『鹿川は糞に塗れて』(原題『??? ??? ???? ?? ??』)(1992)の邦訳。 収録される5作品はそれぞれ、朝鮮半島の南北分断、そこに生まれた独裁政治下の暴力、その後の経済発展がもたらした産業化や都市化に伴う諸問題などを背景にしている。すべての登場人物は、分断や社会矛盾の犠牲になって生きる「ごく普通の人びと」。膨大な量のゴミで埋め立てられた地盤と労働者たちの排泄物の上に輝く経済発展、そしてそこに生まれた中間層の生活の構造を、作家イ・チャンドンは「糞に塗れている」と看破し、そこに生きる市民たちの悲喜交々の生を問う極上の物語を紡ぎ出す。

ユーザーレビュー

  • 鹿川(ノクチョン)は糞に塗(まみ)れて

    Posted by ブクログ

    イチョンドンは映画監督として有名らしいのですが全く見たことなく(^_^;)
    生まれは1954年、この短編が執筆・発表されたのは1980年代後半から1990年代初め。
    以下、関連ありそうな出来事は検索内容を抜粋しています。
    ❐1980年光州事件: 全斗煥(チョン・ドゥファン)軍事独裁政権に対する民主化のためのデモを鎮圧軍が弾圧。国民の間に学生運動と、民主化闘争が広がり、1987年「6月民主抗争」に至るまでの命がけで政権に抵抗した。
    ❐急激な都市化と格差: 「漢江の奇跡」と呼ばれる経済発展の裏側で、伝統的な共同体が破壊され、都市の下層階級が置き去りにされた。

    『本当の男』
    ・1987年「六月民主

    0
    2026年05月02日
  • 鹿川(ノクチョン)は糞に塗(まみ)れて

    Posted by ブクログ

    鹿川は糞に塗れて
    韓国映画界の巨匠イ・チャンドン監督が30年前に書かれた小説の翻訳版
    その時代も今も続く南北分断、独裁政権下の学生達、急激な経済成長の元に暮らす人々の淡々とした様子が、思っていた以上に読みやすく描かれている

    初めて見た韓国映画はイ・チャンドン監督の
    『초록 물고기』
    以来、
    『박하사탕 ペパーミントキャンディ』
    村上春樹『納屋を焼く』を原作とした『버닝 バーニング』
    監督の映像の原点を文字で追うことで、その絵が広がって見える

    0
    2024年03月20日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET