山本直輝の作品一覧 「山本直輝」の「一神教と帝国」「スーフィズムとは何か イスラーム神秘主義の修行道」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 価格高い順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 スーフィズムとは何か イスラーム神秘主義の修行道 - 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 1巻1,144円 (税込) オスマン帝国、エルドアン政権… イスラーム世界を動かす求道的一大潮流! 日本の武士道や少年マンガの師弟関係にも通じる修行の世界 ◆内容説明◆ 「イスラーム神秘主義」とも訳されるスーフィズム。 それは今も神学、法学とならび伝統イスラームの一角をなす哲学や修行道の総称である。 その究極目的は「イスラーム」を味わうこと。 かつて井筒俊彦はスーフィズムの哲学的、神秘主義的な側面に光をあてた。 だが、個人の精神的営みであると同時に、スーフィズムは日本の芸道や武士道、少年マンガで描かれる師弟関係にも通じる修行の世界であり、時にはオスマン帝国、トルコの政権をはじめとしたイスラーム世界を動かす政治思想運動でもある。 本書はトルコで教鞭を執る著者が、思想、修行法から、食、武術、音楽をも射程におさめ、よく生きるための「実践の道」としてのスーフィズムを解説する。 ◆推薦◆ スーフィズムを著者はこう定義する。 「その中心的ストーリーは、 “人は弱く、間違いを犯す存在である。 しかし修行者は師の助けを通じて 人間の精神的完成をひたすら目指す中で、 人間を見捨てず絶えず導こうとしている アッラーの愛に気づく”ことである。」 その修行の体系はまさにわれわれが「道」というものに近い。 ――内田樹(思想家・武道家) ◆目次◆ 序章 イスラーム神秘主義とは何か? 第一章 学問としてのスーフィズム 第二章 師匠と弟子――スーフィズムの学びのネットワーク 第三章 西欧とスーフィー――中東を越えるスーフィズムのネットワーク 第四章 スーフィズムの修行(1)心の型 第五章 スーフィズムの修行(2)心を練り上げる祈祷 第六章 心の境地(1) 第七章 心の境地(2) 第八章 修行者の心構え――ナクシュバンディー教団「十一の言葉」 第九章 五功の心――神・自然・人をつなぐ修行 第十章 心を味わう――修行者の食卓 第十一章 武の心――スーフィーとマーシャル・アーツ 第十二章 心の詩、心の音色、詩と音楽 第十三章 人の心――絶望と希望 試し読み フォロー 一神教と帝国 3.5 学術・語学 / 哲学・宗教・心理 1巻1,056円 (税込) オスマン帝国の終焉から100年 日本は「帝国」の智慧に学べ 紛争と閉塞を生む「国民国家」の限界を超えるために 第1次世界大戦後、西欧列強が「国民国家」を前提とし中東に引いた国境線。それが今なお凄惨な戦争の原因になっている。そのシステムの限界は明白だ。 トルコ共和国建国から100年。それはオスマン帝国崩壊100年を意味する。以来、世俗主義を国是とし、EU入りをめざしたトルコ。だが、エルドアン政権のもと、穏健なイスラーム主義へと回帰し、近隣国の紛争・難民など国境を超える難局に対処してきた。ウクライナ戦争での仲介外交、金融制裁で経済危機に直面しても折れない、したたかな「帝国再生」から日本が学ぶべきこととは? 政治、宗教からサブカルチャーまで。ひろびろとした今後の日本の道筋を構想する。 ◆目次◆ プロローグ 「帝国」をめぐる、新しい物語を探して 内田樹 第1章 現代トルコの戦国時代的智慧に学ぶ 第2章 国民国家を超えたオスマン的文化戦略を考える 第3章 東洋に通じるスーフィズムの精神的土壌 第4章 多極化する世界でイスラームを見つめ直す 第5章 イスラームのリーダーとしてトルコがめざすもの 第6章 日本再生のために今からできること エピローグI トルコに学ぶ新しい帝国日本の転生 中田考 エピローグII 明日もアニメの話がしたい 山本直輝 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 山本直輝の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 一神教と帝国 学術・語学 / 哲学・宗教・心理 3.5 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ なかなか刺激的な議論と、トルコ社会、イスラーム社会の興味深い現況が語られている。三人の鼎談をまとめた新書なので、話が傍に逸れることが多く(特に、内田樹さんの話はページの無駄使いが目立つ)、題名の一神教と帝国について語られる部分が少ない。 中田考さんの歴史認識と「帝国」への期待については理解できる部分も多いが、人間と社会観について楽観的すぎるし、雑な部分も多い。 山本直輝さんについて初めて知ったが、このような研究者の存在することは嬉しく、期待したい。 全体としては現代日本人が読むに値する新書だと思う。 0 2024年01月21日 一神教と帝国 学術・語学 / 哲学・宗教・心理 3.5 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ どの国にも「恥ずべき過去」はある。それを認めるか認めないかで、それから後の国民たちの倫理的緊張感は変わる。「疾しさ」を抱えて生きることは辛い。けれども、それが民族差別や拝外主義の暴発を抑制している。歴史修正主義者は、国民の「疾しさ」から解き放つことで、民族差別や拝外主義といった暴力を解き放つ。 0 2024年06月03日