作品一覧

  • 2050年の世界 見えない未来の考え方
    3.8
    1巻2,750円 (税込)
    人口、気候変動、エネルギー、民主主義、格差、テクノロジー、地政学的変化――。世界を揺るがすこれらの問題は、この先どうなるのでしょうか? 日本、アメリカ、中国、ヨーロッパなどの未来は? 世界を変える「5つの力」と「10大要素」とは? 膨大なファクトと経済学、地政学、歴史的な洞察を通じ、英国の定評あるジャーナリストが、30年後の世界を大胆に予測します。20世紀の社会構造と冷戦後の世界秩序が崩壊し、世界はいま大きな変化が押し寄せてきています。誰もが世界の先行きに関心を持たざるをえません。本書は、人々が知りたい「その先」をファクトとバランスのとれた展望をもとに照らし出します。 著者は、『ファクトフルネス』のハンス・ロスリングのように、専門家ほどネガティブな誤った認識を抱きがちだという「専門家バイアス」の問題を指摘し、ファクトに基づいたポジティブな見通しを重視するのが特色です。世界主要地域、グローバルな重大なテーマに即して歴史、現状を整理し、様々な見方を紹介しつつ、きめ細かくかつ包括的に、著者独自の展望を提示します。本書ではたとえば次のような展望が示されます。 1.世界人口の約2/3が中間層と富裕層になる 2.アメリカの先行きは明るい 3.アングロ圏が台頭する 4.中国が攻撃から協調に転じる 5.EUは中核国と周辺国に分かれる 6.インド亜大陸の勢力が強まり、世界の未来を形成する 7.アフリカの重要性が高まり、若い人材の宝庫となる 8.グローバル化は〈モノ〉から〈アイデアと資金〉にシフトする 9.テクノロジーが社会課題を解決する 10.人類と地球の調和が増す

ユーザーレビュー

  • 2050年の世界 見えない未来の考え方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p378
    『アメリカの民主主義は危機を乗り切ると私は確信している。ドナルドトランプが平和に大統領に就任し混沌の中で退任しジョーバイデンが新たな大統領に選出されたのをこの目で見て確信は深まっている。』

    現状を見た筆者の意見を聞きたい。

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    2025年04月13日
  • 2050年の世界 見えない未来の考え方

    Posted by ブクログ

     2050年の世界とは。見えない世界を、できる限りのサイエンスの力で予測する。とはいえ、予測は当たらない。だからこそ、その輪郭を示し、それに備えることに意味があるとしている。
     社会のあり方はどのように変わるのか、ベルリンの壁はなくなり、中間層の経済圏がどこの国でも出てくる。インド、中国が、西洋の生活を羨ましく、そうなりたいというエネルギーが消費を促していく。
     政治と経済は分離すべきという西洋の考え方を大きく飛ばして、中国は政治的な経済的成長を西側諸国に向かって伸ばしていく。権益取得、中国という国自体の繁栄のために、政治が経済を動かしていく。
     各地域、各国の分析も非常に広いが、示唆に富む。

    0
    2024年10月20日
  • 2050年の世界 見えない未来の考え方

    Posted by ブクログ

    読んでいる間ずっと面白かった。話し上手な教授の講義を受けているような感覚。国際政治や経済、投資に興味がある人にお勧め!
    世界の力関係は北米・欧州からアジア=中国・インドへシフトしていくが、中国の高齢化が進みアメリカが返り咲く。日本は日本でありつづけるが、内向きな姿勢が強まる。

    以下気になった点のまとめ
    ・新興国でもサービス経済へのシフトが進む。今後は世界が買いたいと思うサービスを創造するスキルがなによりも重要になる。買いたいものリストのトップには教育と医療がくる。営利目的の大学が成長することもあるかもしれない。
    ・少子高齢化が進んで自分の親よりも生活水準が下がることを若い人たちが受け入れる覚

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    2024年02月19日
  • 2050年の世界 見えない未来の考え方

    Posted by ブクログ

    経済、金融の領域のジャーナリストとあって、ファクトベースで世界の主要な国々を描写し、ファクトから見えるこれからの世界が書かれてある。
    分量は多いのにさくさく読みやすい。
    日本へのリスペクトを感じられるしどの章も興味深い。

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    2024年02月17日
  • 2050年の世界 見えない未来の考え方

    Posted by ブクログ

    私が印象に残った事は、人口が増加する国であるインドはもちろんですが、台頭する国は英語圏、すなわち英語が話せる国であると言うことにあります。
    アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アセアンなど英語がほぼ母国語であるところに価値があると言う話です。
    DeepLやGoogle 翻訳の普及で英語力が必要ではないと考えている方も多いと思いますが、やはり英語のネイティブで、込み入った、立ち話ができる。そんな人材が日本人にも必要と感じたことが特に印象に残りました。

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    2024年01月20日

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