比嘉健二の作品一覧
「比嘉健二」の「特攻服少女と1825日」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「比嘉健二」の「特攻服少女と1825日」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
かつて女性暴走族をメインとした雑誌、ティーンズロード。その編集者を務めた作者によるノンフィクションである。
危ない奴ら、怖い人たち…と、みてしまうヤンキー文化だが、昭和から平成初期にかけてはルールがあり、法律があり礼儀があった。非常にきちんとした縦割り社会だったのである。
社会から落ちこぼれてしまった居場所がない少女たちの受け皿だったヤンキー世界
私たち一般人からしたらやっぱり怖いと言う気持ちがあるので、この本の魅力を100%読み解けはしない…。
出てくる方々は大人になり、NPOや教育関係者となり、かつての自分たちのようなおちこぼれを支え導く存在となった。青春を青春で終わらせないこの部分が非常に大切だなと思った。
若いときのやんちゃを、ちゃんと力にして人助けをする。素晴らしいことではなかろうか
ただ、それは昭和から戦後にかけての、やり直しはできる空気がまだ残っていたからできたことである。令和時代はクリーンかつシンプル。ワンミスは命取り。1回失敗したらすべてがダメになる…
みたいなところがある。美しくて息苦しい時代だから、きっと落ちこぼれは昔と比べて救済されづらいのだろう。
ずっと若いままではいられない。それはとても自然なことだ。ゆえにこの手記が書かれたのだろう。居場所のない少女の拠り所として、まっすぐに向き合った記録を…。
Posted by ブクログ
<目次>
プロローグ
第1章 破門された4代目総長
第2章 『ティーンズロード』は偶然から生まれた
第3章 日本一のレディース「女連」と初代会長のぶこ
第4章 悪書問題とSTOP!ザ・シンナー
第5章 トラブル、ハプニング、忘れられないあの夜
第6章 レディースの歴史フケ顔から”可愛い”へ
第7章 みんな居場所が欲しかった
第8章 3大総長終結新年号と終焉の時
第9章 すえことの再会
エピローグ
<内容>
1980年代後半から90年代前半、暴走族がブームとなり、地方に“ヤンキー”が跋扈していた。そうした人たちを扱う雑誌も生まれた中、女子暴走族“レディース”に特化した雑誌『ティーンズロード』が生まれた。この本は、立ち上げから初代編集長だった著者の回想録。小学館のノンフィクション大賞を受賞したのだが、そのために回想録を「ノンフィクション化」したので、すえこ、じゅんこ、のぶこ、かおりなどの関係者の話を織り込んである。自分の知らない世界なのだが、彼女たちの話から見えてくる、この頃の中高校生年代の“ヤンキー”たちの生きにくさに対し、著者たちが寄り添って雑誌を作っていったことが、また読者はそれに憧れる”一般”の女子中高生であり、彼女たちも“ヤンキー”の予備軍で、そこに気づいて雑誌を編集していったことが、この雑誌の成功を導いたのだということがわかる。登場したレディースたちと今も付き合いがあるところに、著者の生き様を示しているし、彼女たちの現在のコメントが、雑誌の性格を表している。