作品一覧
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4.0
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
抽象論に挟まれた具体の自らの仕事、という構成、そしてそれにより仕事の「正当性」を主張する様子は、いかにも「現代建築家」らしくて気持ちが悪いところもある。
また、自身が触れた映画や文学や哲学の論考をこれでもかというほどに引き合いに出す様子は、土木やデザインに親しもうとしている読者に対して「この分野はとっつきにくいものなのだ」という印象さえ与えるのではないかと危惧もする。
ただ挙げられた三つの具体の仕事にはいずれも学ぶところが多く、このように仕事の「プロセス」に光を当てる書物がもっと世に出てほしいと、ことさら土木(デザイン)に関しては思うほど。
曽木の滝について:
初期から住民の意見をききまた