鹿子木宏明の作品一覧
「鹿子木宏明」の「強いAIによる AIファーストの実現」「プラスサムゲーム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鹿子木宏明」の「強いAIによる AIファーストの実現」「プラスサムゲーム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
つい2,3年前にはAIは間違いが多く、まだ自分の仕事には使い物にならなかった。ところが1年ほど前からは「これ、案外使えるな」となり、今ではなくてはならない仕事のパートナー、超強力なアシスタントとなった。成果物のクオリティがAI以前とは全然違うのだ。さらに、どんな難しい課題が飛んできてもたちどころに方針を教えてくれる相棒ができたので、仕事自体も楽しくなってきた。
人間はいろいろなタスクをこなすことができるが、それは脳がそれだけ高度な能力をもっているからだ。そしてその能力は多様である。物を瞬時に判別する能力や反射的に反応する能力から、推論による長期予測やそれぞれに固有のナラティブをもって自己実現していく力などは様々な機能を持つ脳の異なる部位で行われ、それらの連携によって行動へと移される。
この本によるとAIも脳の部位にあたるようにそれぞれに得意な分野を持つ様々なタイプのプログラムがある。そして脳の行う作業のうち、思考実験によってナラティヴを作り出すという領域まではすでに深化しているらしい。「言語情報による抽象化と問題の自律定義」というのが、人間ができてAIができない最後のステップということだが、これが達成されると、多様なAIを組み合わせることで人間レスで成長を続ける企業体が成立することになる。
この本はAIについて語っているのだが、それは脳の仕組みについて考えることと表裏一体だ。そして同時にそれは、私たちの日常の行動に始まり、社会や国家、宗教や芸術といった世界の広がりがどう形作られてきたかというおおもとを考えることにつながる。そうやって世界を観察し直すことはワクワクするような思考体験になるはずだ。
と同時に、これからどうなるのかも気になってくる。今はまだAIを自分が使っているが、いずれ自分がいらなくなる段階がくるだろう。そのような社会がどんな社会になるのか想像もつかないが、そう遠くない未来にやってきそうだ。人類は産業革命以来の大変化の時代に突入しているのだ。
Posted by ブクログ
なぜ、米テック大手はAI巨額投資をしているのか
→空前の規模の実利を得るため
AIバブルが叫ばれて久しい昨今。
回収の見込みがない目も眩むような予算をAIへの投資に使っているアメリカのテック企業。
全然芽が出てないようにも思えるが、なぜそんなことをしているのか。
その理由がAIファーストのビジネスが、あらゆるビジネスに破壊的イノベーションを起こすから。
まずAIファーストカンパニーとは、人間の上にAIを置いて、AIに最適化した企業のこと。
そして強いAIとは、人間の真似事ではなく、全く新しい前提を作り出すようなAIのこと。
つまり、人間と同じ能力で24時間365日働くAIが大量に働く会社ができたらどうなるかということ。
それは人類史上初めて、ビジネスから人間という最大のボトルネックが排除され、ノウハウも経験も全てコピー可能になるということ。
こんなの最初に実現したやつが総取りするゲームにしかならない。だってどんなビジネスもコピーできるんだから。
最近Metaのザッカーバーグが自分のAIを作っているというのを聞いたけど、これも非常に示唆的。CEOが肉体のくびきから解放されてコピー可能になったら、CEOだけでビジネスできるもんね、、、こわすぎる、、、そんな一冊。
Posted by ブクログ
過去に仕事でAIの説明をする機会があったときに、現在提供されているAIは弱いAIと言われているものであって、みんなが期待しているような万能なAIにはまだまだ遠いのであるということを説明したのでした。
本書では強いAIへの曙光が差している様子が示されていて、非常に興味深く思いました。プロセス制御の自動化が本書によるような形で実現できると様々なところで省力化を図ることができ、そこで最適化された人の労力を付加価値向上への思案に回せるようになることを期待したいです。
また、AI適用を目指す際のビジネスケースの分類は、現実的に多く見たことのある様子がまとめられていて、参考になると思います。