作品一覧

  • 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    ルクセンブルク、アイルランド、スイス、シンガポール、アイスランド、デンマーク。「小国」にもかかわらず、生活水準などを示す「一人あたりGDP」ランキング(IMF、2023年)で世界トップ10にランクインしたこれらの国々。一方で日本は世界34位と低迷、アジア内では韓国に抜かれている。人手不足や少資源、大国の影響に晒されやすいなどの共通点がある中、世界トップの生産性と競争力を築いた6つの小国から成長戦略を学ぶ一冊。
  • 気候安全保障の論理 気候変動の地政学リスク
    5.0
    1巻2,970円 (税込)
    気候安全保障とは、気候変動が遠因となって起きる紛争や暴動から国や社会を守ること。気候変動は、それに伴う異常気象や自然災害が人や社会にとって直接的な脅威となるだけでなく、他の様々な経路を通じて間接的にも人間社会の平和と繁栄に対する脅威を増幅しうるのです。しかし、気候変動と紛争との関係については、未だ不明な部分が多い。気候変動が紛争を引き起こすとすれば、どのようなメカニズムによるのか? 気候変動が紛争に結びつく特定の条件があるのだろうか? 気候変動が遠因とされる紛争とは、どのような事例なのか? 今後数十年内に世界はどのような気候安全保障リスクに直面する可能性があるのか? 本書は、これらの問いに答える最先端の国際政治経済分析です。

ユーザーレビュー

  • 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本が経済的に停滞しているのは生産性の低さにつきると思い知らされる。ルクセンブルグやアイルランド、スイス、シンガポール、アイスランド、デンマーク、といった本書で取り上げられている「稼ぐ小国」の例は参考になるものの、施策には思い切った政治判断ができるリーダーが必要だし、痛みを経験する国民も少なくないと想像する。特に日本のような中途半端に人口が多い国が、国民の意識を変える改革をすると全員が無傷でいられるわけがない。そこが改革の難しいところだろう。日本の人口は減る。将来的に小国になることを睨んで、小国ゆえの稼ぎ方ができるマインドを今から熟成させておくべきなのだろうか。

    0
    2025年10月01日
  • 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~

    Posted by ブクログ

    日本が沈んでいる国なのは実感しているが、具体的に他の国と比べてどの辺が沈んでいるかまでは、よく分かってなかったので、軽い気持ちで選んで読んでみた本だったが… 
    日本の置かれている深刻な状況にショックを受けた。そして例に挙げられている「成功した6つの小国」が日本と共通点がたくさんあるにも関わらず、日本よりはるかに豊かであることにもショックを受けた。
    国が、誰かが何とかしてくれるだろうと思っていても、まずは日本人全員が今のこの最悪な状況を知るべき。

    0
    2025年09月24日
  • 気候安全保障の論理 気候変動の地政学リスク

    Posted by ブクログ

    気候安全保障について、日本語で書かれた包括的な解説書。
    ここまで網羅的に書かれてしまうと、ここに何を加えればよいのかと思ってしまう。そこがチャレンジポイントであろう。

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    2025年03月29日
  • 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~

    Posted by ブクログ

    まず初めに日本が経済的な衰退局面にあることから、このような内容の書物が必要になったこと、これがそもそも嘆かわしいことである。そして、いつも何かを参考にしなければ、つまり模倣の視点を取り入れなければ次へ進めないのかという悲観的な側面がある。本書はこの事実を認識したうえで読まなければ、そもそもの読み方を間違う一冊だと言えるだろう。

    この前提で、本書に書かれている各小国の取り組みはそのひとつひとつが最適解を求める要素として確かに参考にはなるだろう、ただ、日本経済にこれらをあてはめた場合に全体最適に至るかどうかは、本書を読み進めていく中で疑問を感じる。これらの小国が日本の都道府県レベルの規模であって

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    2025年09月28日
  • 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~

    Posted by ブクログ

    日本語に市場を守られていた時代は去り、日本語に制約がビジネス展開を限定的にしているとも思える時代になったと感じているが、さらに決して小さな国土とも言えずかつ少ないとも言えない人口を抱える非効率性が、より稼ぐ力の弱さになっているのではないかと考えていた。本書で取り上げられた国々は、成長政策の実現のために、柔軟にかつ一定の割り切りをしてきたものと感じた。国民ひとりひとりが自己の責任を果たすために努力していかないと、国際競争力の観点から大変なことになりそうな気もします。

    0
    2025年09月13日

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