作品一覧

  • 山の上のパン屋に人が集まるわけ(サイボウズ式ブックス)
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ・年間3万人以上が来店 ・自費出版が9千部完売 ・健やかに、年商3億円 都会でうまく生きられずに、長野の地へ。 1人の主婦が移動販売から始めた店は、なぜこんなにも支持されるのか? パンと日用品の店「わざわざ」代表、平田はる香初の著書がついに出版。 ●どこで売る?(どこでお金を稼ぐのか) → 駅前の立地がいい場所ではなく、公共交通機関のない山の上 ●何を売る?(何をお金に変えるのか) → 菓子パンで太ったお客さまを見て、商品を食事パン2種類に ●誰に売る?(誰からお金をもらうのか) → テレビの特集で押し寄せた人に対して、「来ないでください」 うまく生きることよりも、健やかでいられる方法を。 ●パン屋が人間らしい生活をできないのはふつう ●売上を長時間労働でカバーするのはふつう ●利益を出すために人件費を削るのはふつう ●お客さまに「NO」と言えないのはふつう ●成功のためにはヒエラルキーに従うのがふつう 心を犠牲にしてまで、守るべき「ふつう」なんてない。 <本文はじめにより> 長野県、東御市にある御牧原台地。 私はこの山の上で、2009年から「わざわざ」というパンと日用品の店を営んでいます。 「わざわざ来てくださってありがとうございます」という意味を込めて名付けた店です。 一介の主婦が1人で始めた、パンと日用品の店。 移動販売と自宅の玄関先での販売からスタートして創業14年になる「わざわざ」は、2017年に法人化し、現在では3つの実店舗とオンラインストアを経営。 3億円の売上がある企業へ成長しました。 山の上で始めた小さなパン屋が大きく成長したという事実を見て、「田舎暮らしで夢を叶えた成功者」と思われているのかもしれません。 でも本当は、全然そんなことないのです。 パン屋を始めることになったのは、世の中の「ふつう」にうまく乗れなかった私が、唯一できそうなことだったからです。 幾多の経営本が世の中に溢れる中で、私が本を書く意味が果たしてあるのだろうか。 「辺境地で事業を始めてうまくいった事例」をノウハウとして書く意味はあるのだろうか。 自分に問うた結果、「ない」と思いました。 だから、この本では「心」を記そうと思います。 できるだけ忠実に私の心の変遷を描きたい。 内実に沿った情景を忠実になぞるような言葉を選んで記すことができたならば、それは読んだ人の数だけ形を変え、誰かの役に立つことができるかもしれない。 そう思って、この本を書き記します。

ユーザーレビュー

  • 山の上のパン屋に人が集まるわけ(サイボウズ式ブックス)

    Posted by ブクログ

    おもしろい!平田さん。
    極端に、自分に嘘がつけない人。
    そして、失敗を恐れずやってみる、を地で行く人。
    自分のやりたいことへの向き合い方のヒントももらえたし、お金の使い方もあらためて考えさせられた。

    0
    2025年10月13日
  • 山の上のパン屋に人が集まるわけ(サイボウズ式ブックス)

    Posted by ブクログ

    本を読んでる途中で、ネタバレっぽくなると嫌だったので、まず店舗に行ってきました。そしてそこから本を最後まで読みました。店舗、会社はやはりトップの考え方ひとつだと改めて実感させて頂く一冊でした。

    0
    2024年09月29日
  • 山の上のパン屋に人が集まるわけ(サイボウズ式ブックス)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正直ベースに筆者の今に至るまでの経緯が書かれていて、自分の考え方に合わせて今にたどり着いているのがわかった。

    この人の考え、やり方が他の人に当てはめて成功する要因になるかわからないが、自分の性格にあったやり方を突き詰めると誰にも負けない真似できない素敵な成功を導くと思った。

    おいしいから、という理由で人は何かを食べ続ける。変に環境とかアピールすると、その思想の人だけが集まってしまう。

    一生懸命作ったものが一瞬で売り切れる、というのも虚しさが湧いてしまう。コミュニケーションがそこにはなく、買うということだけが目的になっている。

    どれだけ仲良くなってもお客さんと販売者という等価交換が心地よ

    0
    2024年05月19日
  • 山の上のパン屋に人が集まるわけ(サイボウズ式ブックス)

    Posted by ブクログ

    長野の山奥のパン屋さんのお話。著書の子供の頃の話から始まって、面白かった。

    やりたいことを探すとうまくいかない。誰にも頼まれてないのにやってることがやりたいこと。

    人気の菓子パンがあったのに、少しずつ太っていくお客様をみて作るのをやめた。

    「来ないでください」のnote

    0
    2024年02月23日
  • 山の上のパン屋に人が集まるわけ(サイボウズ式ブックス)

    Posted by ブクログ

    『田舎のパン屋が見つけた腐る経済』と似ているところあり


    【感想】

    よく「違和感を大事に」とか「尖りをそのままに」と言われるけれど、まさにそれを体現した方。


    「儲かればいい」「あるだけ稼ごう」という考えではなく、三方よしのような自分にとっても周りにとってもよい商売を考え、さまざまな変化に対応しながら生きていく姿に好感がもてる。

    根源的なことをよくよく考え、自分の違和感を見過ごさない大切さを教えられる。れっきとした経営哲学をお持ちの方。



    1人の主婦が「ふつう」に疑問をもち、自分の中に生まれる違和感を見過ごさなかったことからはじまった。


    【心に残ったところ】

    ・できることはや

    0
    2023年12月25日

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