原ひろ子の作品一覧
「原ひろ子」の「子どもの文化人類学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「原ひろ子」の「子どもの文化人類学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本屋で偶然目にして購入
優しい語り口の文章で、電車の移動中や寝る前、ほんの束の間の時間の読んでもつかれない良書。
理解しやすいのに、読んでいてとても考えさせられます。
子どもを育てる身として参考になるし、今現代社会は、特に本邦では戦後最も出生率が低下している時代に直面している中で、多くの人に目にしてもらえたらなと思う。
また、社会人として、20年以上まえに新卒生だったころと比べると、今は教わる、教えるが当たり前になった。違和感はそこに「自分自身で学ぶ」という姿勢があるかどうかだと思う。私が社会人の中堅以上の存在になってから、ずっと感じていた違和感はここにあった。教わる教えるが当たり前ではや
Posted by ブクログ
著者が、極北に暮らすヘヤー・インディアン(「ヘヤー」は野うさぎの意とのこと)やイスラムのジャカルタ・アスリ、オラン・ジャワ、それからイスラエルのキブツの人びとなどの、とくに子供が「どういうアプローチで(おとな目指して)社会と関わっていくか」(だとわたしは感じた)を、実際見聞きして書いた本。成長の仕方がひとつではないことを実際の経験に基づいた文章から示されたことにより、ヒューマニズム否定派でありながら「人間」という枠を越えられないでいたわたしも、これぞ(例えばものを教え教わって覚える)」という鋳型に嵌められうる「人間」は元来居なかったのだと気づくことができた。現代人は効率重視的で楽をしたがり、ま
Posted by ブクログ
正解も間違いもないし、なにしろ「結果」というものが一生わからない「子育て」
こういう風になるのが良いハズだ、という希望や理想を外からの影響で持たされそうになるのが、今の日本には少しある気がしてる。
驚いたのは、「教える、教えられる」という考え方が無い文化圏があるということ。何かをできるようになるには、ほぼ「教える、教えられる」という行為が発生すると思っていたけど、その文化圏では「なにいってるの、自分でできるようになったんだよ」という答えが返ってくるそう。
著者もあとがきで書いているけど、日本での子育てに取り入れられる何かが書いてあるわけではない。
でも、全く知る由もない文化圏の子供への関