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  • シャープ 再生への道
    4.8
    1巻1,870円 (税込)
    2016年、かつて「液晶の雄」と呼ばれるも、液晶事業改革の失敗などにより債務超過に陥っていたシャープに、経営再建の任を受けてやってきた人物がいた。台湾の電子機器受託大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の副総裁であった戴正呉である。 創業者・郭台銘とともに、鴻海を電子機器受託生産で世界最大規模の企業に成長させてきた戴は、シャープの社長就任後、わずか1年4カ月で東証1部へのスピード復帰を実現する。彼は何を思い、どのような経営手法でシャープ再生を実現してきたのか。 生い立ちと日本駐在、大同・鴻海での日々、鴻海がシャープへの出資を決めた理由、産業革新機構との出資争い、構造改革への挑戦、悲願の東証1部復帰、「ミスターコスト」の誕生秘話からM&Aの大原則、中国の資源をどう生かすか、そして日本の産業への展望まで。シャープ再建の立役者がいま初めて明かす、自伝的経営哲学。

ユーザーレビュー

  • シャープ 再生への道

    Posted by ブクログ

    戴正呉氏個人の伝記としても、シャープ再生の軌跡としも興味深い著書だった。
    シャープも大企業ならではの高コスト体質になっていたのであろう。
    大胆な改革は、抵抗勢力の反対にあうので、外国人や外部の経営者でないと進められないのであろう。
    企業戦略も事細かに描かれていたので、経営トップの判断に触れることができ、勉強になった。

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    2023年08月24日
  • シャープ 再生への道

    Posted by ブクログ

    外資による日本企業の乗っ取り、と映りがちなシャープ買収だが、この本に書かれていることが事実ならば、戴氏の能力と人柄により本来のシャープとして復活できた、と言えるだろう。感謝と敬意を感じられる内容だった。
    直近では業績不振の兆しも見えるが、日台のノウハウを備えた強靭な企業として輝き続けてほしい。

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    2023年07月23日
  • シャープ 再生への道

    Posted by ブクログ

    ただの自慢話本(たまにぶつかる)などではなく良本
    当時の報道で自分が感じたのは、鴻海という知らない海外企業(無知なだけ)に我らがSHARPが買収される!
    というネガティブなイメージのみ
    そこでその過程と結果をこの本を読むことで知れた
    読後の今となっては鴻海、そして戴正呉さんに感謝

    たくさんの人におすすめしたいと思えた一冊

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    2023年04月06日
  • シャープ 再生への道

    Posted by ブクログ

    鴻海精密工業からシャープの再建を任されて2016年に社長に着任し、22年にシャープの全役職から退任するまでの奮闘を記した「私の履歴書」的な本。会社組織を率いるリーダーシップの参考になる。

    戴氏のモットーは有言実行ではなく「有言実現」。確かに、ごもっとも。「結果はともかく頑張った」てはなく、結果を出してこそだという思想が表れた、実際の戴氏の実績からも説得力がある言葉だ。

    戴氏の実行力と先読みする深慮もさることながら、その時々に適した組織のあり方を考えて行動していたのも見事だ。買収直後のシャープでは危機を乗り切るために独裁体制を敷き、東証一部に再上場後は独裁体制をやめて自らは経営から退いた。ち

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    2025年09月27日

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