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2016年、かつて「液晶の雄」と呼ばれるも、液晶事業改革の失敗などにより債務超過に陥っていたシャープに、経営再建の任を受けてやってきた人物がいた。台湾の電子機器受託大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の副総裁であった戴正呉である。
創業者・郭台銘とともに、鴻海を電子機器受託生産で世界最大規模の企業に成長させてきた戴は、シャープの社長就任後、わずか1年4カ月で東証1部へのスピード復帰を実現する。彼は何を思い、どのような経営手法でシャープ再生を実現してきたのか。
生い立ちと日本駐在、大同・鴻海での日々、鴻海がシャープへの出資を決めた理由、産業革新機構との出資争い、構造改革への挑戦、悲願の東証1部復帰、「ミスターコスト」の誕生秘話からM&Aの大原則、中国の資源をどう生かすか、そして日本の産業への展望まで。シャープ再建の立役者がいま初めて明かす、自伝的経営哲学。
Posted by ブクログ 2023年08月24日
戴正呉氏個人の伝記としても、シャープ再生の軌跡としも興味深い著書だった。
シャープも大企業ならではの高コスト体質になっていたのであろう。
大胆な改革は、抵抗勢力の反対にあうので、外国人や外部の経営者でないと進められないのであろう。
企業戦略も事細かに描かれていたので、経営トップの判断に触れることがで...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月06日
ただの自慢話本(たまにぶつかる)などではなく良本
当時の報道で自分が感じたのは、鴻海という知らない海外企業(無知なだけ)に我らがSHARPが買収される!
というネガティブなイメージのみ
そこでその過程と結果をこの本を読むことで知れた
読後の今となっては鴻海、そして戴正呉さんに感謝
たくさんの人にお...続きを読む
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