285P
これFIRE論というより、老後2000万問題みたいな上っ面な情報に惑わされずに、自分の幸せだと思う事は何なのかを根本から哲学して、自分に必要なお金はどれぐらいかを考えるきっかけになる良い本だった。著者はイギリスと中国に留学経験があったり旅も好きで、日本を相対的にメタ認知してる意見も面白く感じた。
自分の幸せに感じる事とか価値観を固める事が資産形成においてかなり大事だからね。
外国でルームシェアして暮らすのそれだけでめちゃくちゃ英語の勉強になる上に、色んな友達出来るよ。凄い仕事を尊敬できる友達とか、シンプルにめちゃくちゃオシャレで刺激受けたり服貰ったりとか、その国で流行ってる事とか政治のリアルな事情知れたりとかバカ楽しい事に33歳にして気づいた。
日本人だけど、日本人のこの感覚あんまり好きじゃない。そもそも何の為にそれをするのか考えずに、みんながこれぐらいだからで決める感覚というか。人それぞれなはずなのに。日本人って考えない人多いよね。それでこれよく考えたら要らなくないですか?って事ばかりやってるイメージ。
穂高唯希
ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」を運営。幼少期にその後の人生にかかわる死生観と金銭観を得る。14歳で金融に興味を持ち、慶應義塾大学在学中に北京大学留学、経済学を学ぶ。給与の8割を高配当株・連続増配株へ投資し、金融資産約7000万円、月平均20万円超の配当収入を得られる仕組みを形成。30歳で退職しセミリタイア、FIREを達成。日本版FIREムーブメントの第一人者として新聞・TVなど多数メディアで取り上げられる。会社に縛られない生き方や、社会に貢献する公益投資など、新しい人生観を提唱
「多くのことは、自分の立場に都合のよいように発言することに満ちています。 新聞などのメディアでは、中立的な報道というよりは、保守系、リベラル系など立ち位置が鮮明にわかれています。同じ情報でも報道の仕方が異なってきます。 テレビは「スポンサーに都合のよい情報が発信されやすい構造」であり、 SNSでは「インフルエンサーが自分の立場に都合のよい情報を発信しがち」です。 正面から情報をそのまま受け取らずに、「なぜこの発言をするのか」という物事のウラを見ることが大切です。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「海外では、「自分の頭で考えず、だれかに言われるがまま流される人」を「羊」と揶揄します。いつの世も状況が変化したときに真っ先に淘汰されるのは羊です。情報があふれる現代において重要になってくるのは、物事を真正面からそのまま受け止めず、ナナメから本質を見通す力です。 たとえば、老後 2000万円問題と聞いて、なにを思い浮かべるでしょうか。 A「 2000万円も老後に必要なんだ」 B「そもそも 2000万円という数字はどこから来て、どのように算出されて、どのような前提条件があるのだろうか」 Aさんは情報をそのまま受け入れたのに対し、 Bさんは情報の妥当性を検証する作業からはじめています。 もし 1年後に「 2000万円ではなく、 3000万円必要」という試算がメディアで報じられれば、 Aさんはその数字に左右されるかもしれませんが、 Bさんは前回自分で検証したことで、 3000万円という妥当性が判断しやすくなっているはずです。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「世界価値観調査( World Values Survey)では、世界各国と比べ、日本だけが「新聞・テレビ・雑誌」に対する信頼度が突出して高い数値を示しています。 米国・英国・ドイツ・フランス・イタリア・スウェーデンがマスコミへの信頼度 30%台以下であるのに対し、日本は 60%台です。 海外と比べて日本の人々は、マスコミが発する情報をそのまま信じている、という結果を示唆しています。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「2010年頃、当時日本の報道では、中国 20都市以上で尖閣諸島沖での漁船衝突事件に端を発した反日デモが起きたと盛んに報道されていました。まるで中国のあらゆる地域で反日デモが起きていると錯覚してしまうほど、日本の商業施設への投石シーンなどが何度も流されていました。 この報道があった頃、私は北京にいました。しかし、街を歩き、ほかの省へ旅行に行っても、デモを見たことはなく、普通の日常が広がっていました。一度、高齢の方が日本人に対し、カフェでいきなり激しい剣幕で罵っている現場を見たことがあります。しかし私が接してきた人々は、少なくとも表面上は普通でした。 報道との温度差を感じました。報道された内容そのものを否定するつもりはありません。実際にそのようなデモが、特定の地域で起きたのでしょう。しかしテレビ報道で受けた印象と、現地にいる私が感じた印象は、まったく違うものでした。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「では、情報の本質を見抜くにはどうすればよいでしょうか。 1つは、私たちの身近にある、価格構造・収益構造を見ることです。 なぜなら私たちは生まれながらにして資本主義社会で生きているからです。資本主義とは、いわば現代社会を特徴づけるルールのようなものです。社会を見通すには、社会のルールからひも解くことです。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「読書をおすすめします。 SNSやテレビは、流れてくる情報を受け取るだけのスタイルに対し、本は目的や興味があるからこそ手に取ります。つまり本を読むことは必然的に「これを知りたい」「これを学ぼう」という目的意識があります。 本の制作過程では、出版社で企画会議が行われ、企画概要やテーマ、読者ターゲットなどが話し合われます。「本書を読めば、料理のコツがわかる」「本書を読めば、階段が資源に見えてくる」といった具合に、書籍のテーマと内容の骨子が明確です。 さらに出版物では、情報をわかりやすく整理し、校閲も入るため、 SNSの情報ほど混沌としたものにはなりづらい構造です。つまり読書は正確性も比較的期待しやすい情報収集と言えます。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「SNSやブログでは、硬い文章も多い、ストイックでまじめな雰囲気の人間。 冗談ばかり言っていた職場もあれば、まじめ一辺倒だった職場もあります。 本の執筆では、哲学や理念、社会的な意義を重視します。本の執筆は、「社会に貢献するための活動」ともとらえているからです。 WEBの連載コラムでは国家論を述べることもありました。「おちゃらけた一面」「ストイックでまじめな一面」「社会的な意義を考える一面」。すべて自分の「一面」であり、すべてそろって 1人の人間です。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「対処しても逃げ切れない場合は、集団から距離を置くことです。私は FIREして、「ついにこの不毛なマウント合戦から距離を置くことができる…」と、ほっとしたことを覚えています。こちらはまったく張り合うつもりや競争するつもりがなくとも、いつもだれかが同じ土俵に上がってきて、張り合ってきます。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「FIREして多くの取材を受けました。数をこなすうちに、「相手が質問を準備してきたか」「どれだけ自分のことを下調べしてくれたか」が、質問内容などでわかってきます。 興味を持って質問しているのか、儀礼的に質問しているのか、相手には伝わります。質問することは、自分が試される一方で、相手への好奇心を示すチャンスでもあるのです。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「「ノブレス・オブリージュ」という言葉があります。 19世紀にフランスで生まれた言葉で、「 noblesse(貴族)」と「 obliger(義務を負わせる)」を合成した言葉です。「お金や能力、社会的地位がある人は、より大きな義務と責任を伴う」ことをさします。なにかを持っている者は、果たさなければならない社会的責任と義務があるという道徳観です。 私は母に「あなたに、もしなにか能力や力があるなら、だれかのために使うためにあるのよ」と教わって育ちました。 まさしくノブレス・オブリージュに通じる概念だと思います。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「ほかの人より優れた能力とは言わなくとも、「これは得意」といった長所はだれしもあるはずです。筋肉があるなら、力を誇示するのではなく、階段で重い荷物で困っているお年寄りを助ける。これも立派なノブレス・オブリージュです。 長所を他者のためにいかすことで、自信につながります。自己効力感とは、「目標を達成するための能力を自らが持っていると認識すること」です。自己効力感を利用しましょう。 大きなミッションを達成するために必要なのは、日頃からの積み重ねで得る自信です。日頃から自分の長所を他者のためにいかし、健全な自信を得ることで「自分はできる」という思いが芽生えます。芽生えたものは、大事に育てましょう。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「ほかにも、「四国 88か所お遍路を若いうちにやる」など、当時の手帳に記していました。 100個も思いつかなくとも大丈夫です。私も 100個は思い浮かびませんでした。個数が重要なのではなく、「自分が人生でなにをしたいのか」という価値観が凝縮されたリストをつくることに意義があります。 文字に起こしたものは、自分の内なる声が表出したものです。言霊のように人間の潜在意識にはたらきかけて、日常の1つひとつの行動や、世界観をつくっていきます。・人生でなにを成し遂げたいのか・どのような人生を送りたいのか・いつまでにどのような自分になっていたいのか・なにに価値を置いているのか これらが明確になれば、人生の明確な羅針盤ができあがります。毎日の小さな目標にも落とし込むことができます。期限も書いたほうが、目標到達までの速度も定まります。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「英文を 1日 1文暗記すれば、年間 200日を 5年続けると 1000文の暗記です。 1000文も覚えれば、単語を入れ替えるだけで日常会話は余裕で成り立ちます。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「「どんなに愚鈍な者も 12年1つのことを続ければ、必ず成果がある」 遣唐使船で唐へわたり、平安時代初期( 9世紀)に日本仏教の源流とも言える天台宗を開いた僧侶「最澄」は、このような言葉を残しています。 最澄はこの経験から、比叡山に入る僧侶には、 12年にわたって山に籠る「籠山業」を定め、それは今日にもその教えが引き継がれています。 小さなことでも継続すれば、人生に大きな変化を起こします。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「私がいまやっているのは、ラジオ英会話と中国語を毎日聴く、 1日おきにプールで泳ぐ、毎日腹筋ローラー、ジャンルを問わず本の精読、国際情勢に関する海外の論文を読むことなどです。ただし、旅行などでどうしてもできないときはしゃあなし、 OKです。完璧主義になりすぎないことが大事です。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「お金への執着を手放すには、自分にとってお金より大切なものを見つけることです。大切なものは、人によって違うと思います。友人や家族と過ごすこと、子どもとの時間、趣味など。私がなぜ安定した収入を捨てて退職したのか、それはお金より「若いうちの体力、時間、そしてそれらによって得られる人生体験」のほうが大切だと思ったからです。ただし、お金より大切なものをたのしむためには、お金が必要なこともあります。ですから、執着までいかずとも、最低限のお金は必要だと思います。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「投資手法には大きくわけて、「定期つみたて」と「一括投資」の2つがあります。 ブログや講演などでも、さまざまな投資のご相談にお答えしてきましたが、一般的におすすめする投資手法は、定期つみたてです。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「また、ゴールドなどの貴金属は、インフレ局面で値上がりが期待できます。金価格に連動する ETFなら、株式と同様に簡便に購入できます。実際にインフレが起こる前に買っておくと、備えになります。インフレが実際に起きてニュースで報道される頃には、すでにゴールドの価格は上がっている、といったことがよくあります。金融市場は実体経済を先取りして動くのです。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「そして、お金を投じたいことにかぎらず、歳を重ねてみないとわからないことがこの世に多いからこそ、先人、人生の先輩、映画や書籍などから「歳を重ねることはどういうことなのか」を先んじて貪欲に学ぶことが大切だと考え、そのように生きてきました。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「日本の伝統文化のひとつである地域のお祭りに寄付をしています。現代の日本は、国民が結束する共通の思想や理念が欠け、連帯感を喪失しているように思います。お金があれば、地域の連帯感や発展に貢献する手段と可能性も広がることになります。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「北海道の雪かきにせよ、 ひたすら階段を上ることにせよ、 高尾山に 100回以上登ったことにせよ、 仕事における特定の業務にせよ、 留学での中国語・経済学の勉強にせよ、 一時期の英語の勉強と発音にせよ、 前著の執筆にせよ、 いずれもやりすぎというぐらい熱中してきました。よくも悪くも、徹底的にやり込まないと見えない景色というのは、やはりあると思います。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「日本の義務教育は、1つの分野で突出した「一点突破型」よりも、どれもある程度できる「バランス型」が評価されやすいシステムです。言われたことをこなす均質な人間が量産されやすい構造とも言えます。模範解答の通りに解くことをよしとする教育は、決まった手順で製品を効率よく、大量生産する人材を育てるには有効でしょう。 しかしその反面、「マニュアル通りにやることが正しい」「言われたとおりにやればいい」「決まった正解以外は不正解」という無思考で無批判な量産型の人間を生み出してしまう面も見られます。社会に出れば、正解が決まっていない問題にぶつかります。自分の頭で解決策やアイデアを出せる人材こそが重宝されます。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「英国への短期留学、中国への留学、欧州・中東・アジアの旅。多様な国の人々と接してきて、感じたことがあります。 日本はよくも悪くも、常識や普通であることに対する「同調圧力が強い」「常識を信じている、いや、信じすぎている」ということです。 多くの人が「当然である」と信じた時点で、内容の正誤や合理性などにかかわらず、「常識」となります。つまり、常識は正しいとはかぎりません。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「社会人になる前の就職活動でも、スーツに象徴される「常識」に違和感を持ちました。 留学から帰ってきた私には、日本の就職活動は異様な光景に映りました。 就活生はみな同じ髪型に、似たスーツ。紋切型の質問と受け答え。量産型ロボットにすら見えました。 就活セミナーでも、気になる給料や待遇については誰も質問しない謎のタブー感。 企業の人事部も就活生も、お互い茶番だとわかりながらやっているかのようにさえ感じました。 大学受験もそうです。 たとえば英語科目。目的の1つは、英語を使って多くの国々の人とコミュニケーションをとることでしょう。 文法や語順・発音の細かい違いや知識を問うよりも、全体の意味を的確につかめているかのほうが現実的にはよほど大切です。海外では、文法・語順・発音すべて間違いだらけでも、堂々とネイティブと渡り合っている外国人はいくらでもいます。 たしかに、一見意味がなく無駄に思えることに学問の意義や真理があるという側面もありますが、大学受験の対策として「実用的でない細かい部分を勉強しなければならない」という茶番が生じています。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「「聞こえがよい」「大学偏差値ランキングが高い」という消極的な理由で受験・入学した人「〇〇教授のもとで ◆ ◆を学びたい」という主体的な理由で受験・入学した人 両者の勉強意欲には、スタート時点ですでに差が生じています。 かく言う私も恥ずかしながら慶應義塾大学を受験した理由の1つは「親に勧められたから」というもので、主体的に選んだわけではありません。結果、慶應に入学しても、 1・ 2年の頃は経済学の授業が実践よりも理論的な内容で興味を持てず、勉強せずに遊びほうけていました。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「「聞こえがよい」「大学偏差値ランキングが高い」という消極的な理由で受験・入学した人「〇〇教授のもとで ◆ ◆を学びたい」という主体的な理由で受験・入学した人 両者の勉強意欲には、スタート時点ですでに差が生じています。 かく言う私も恥ずかしながら慶應義塾大学を受験した理由の1つは「親に勧められたから」というもので、主体的に選んだわけではありません。結果、慶應に入学しても、 1・ 2年の頃は経済学の授業が実践よりも理論的な内容で興味を持てず、勉強せずに遊びほうけていました。 その後 1年間中国に留学し、ようやく危機感を抱きます。早朝から大学キャンパス内の湖のほとりで英英辞典を異様な大声で暗唱し続ける北京大学の学生たち、留学に加えて母国の外交官試験のために国際法の分厚い本を熟読する韓国人留学生。自分も含め友人の東大生たちと比べても、歴然たる差を感じました。あまりに緩みきった自分に愕然とし、不退転の決意で濃密な留学生活へ猛然と突き進みます。「なんのために大学に入り、大学でなにを学ぶのか」が大切にもかかわらず、人生の重大なイベントである就職活動や大学受験でさえ茶番になりやすいのです。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「日本社会に閉塞感や生きづらさを感じる人が多い原因は、次の3つに集約されると思います。
・普通でなくたっていいという考えが一般的でない
・正解を求められる教育のせいか、不正解を極端に怖がる
・常識を絶対視し、正しいともかぎらない常識から外れることを極端に恐れる」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「意外に思われるかもしれませんが、中国に留学した当時、日本にいた頃より自由を感じました。「こうでなければならない」といった常識や同調圧力は皆無で、「普通でいなければならない」といった同質性への無言の圧力もなく、なんでもアリ。大声で歌いながら街を歩く人がいても、白い目で見るどころか無関心。たまにおもしろがって「なんの歌?」と道端の人が問いかけていました。 髪型、衣服、食事などの日常も、メールの書き方などの仕事面も、人に迷惑をかけない良識の範囲内であれば、過度にかしこまる必要はないのではないでしょうか。 コロナ禍で、「感染対策」という正義のもとに求められる不可解な行動様式が「常識」になりつつあります。常識になった時点で、本来の目的は往々にして見失われます。「普通でいなければならない」といった、固定観念を手放せば、より自由に、しなやかに生きられると感じています。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「「老後はお金と時間はあるが、体力がない」というのも、はたしてどうでしょうか。 そのような不安を覚える暇があれば、日頃から食事・運動・睡眠に配慮し、筋トレをするなどして努力を重ねれば、平均を上回る体力であり続ける可能性は高まります。 登山家の三浦雄一郎さんは、 80歳で 3度目のエベレスト登頂に成功しています。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「「他人がどうしているか」が気になる国民性の日本ではとくに、「みんなこれぐらいお金をかけているなら、私もこれぐらいかけよう」という心理が刺激され、結婚費用の上乗せが期待できるからです。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「なぜ異質なものに触れることが大切なのか。それは、自分を知ることができ、自分なりの判断軸や観点を持てるようになるからです。自分と異なる人・国に触れないと、外から自分・自国を客観的に見ることができません。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「海外留学や、海外へ飛び込むことは、事情によりハードルが高い人もいると思います。海外に行かずとも、日常からできる方法は、「価値観や考え方の異なる人とつき合う」ことです。 価値観や考え方の違いをおもしろがってください。本章で述べた、大声で歌い歩く人に「なんの歌?」とおもしろがって聞いていた人のように。おもしろいものには自然に興味がわくので、意識せずとも日常から異質なものに濃厚接触できます。触れれば触れるほど、他者への寛容さと柔軟性が身につきます。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「相部屋で知り合った大学生と、しばらく中国・四川省を一緒に旅してまわったこともありました。 10年以上経ったいまでも、ときに連絡を取り合います。 ユースホステルではありませんが、寝台列車の相部屋で知り合った人と連絡先を交換し、私がパソコンを置き忘れたことに相手が気づき、帰国後にメールが届き、国際便で宅配してくれた人もいました。 世界観や観点が広がるだけでなく、「偶然」や「縁」といった人生の醍醐味まで味わったような気がします。一期一会。人との出会いで、旅や人生は何倍もたのしくなる。そんなふうにも思いました。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「30歳で会社を辞めるとき、「なんで?大企業に入ったのにもったいない」という反応が周囲からありました。しかし、時間とお金を天秤にかけると、圧倒的に時間に価値があると感じていました。 失ったお金は取り戻せますが、過ぎた時間は取り戻せません。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「日本は核家族化が進んでいます。親や祖父母と離れていると、人間がいかにして老いていくのかを目の当たりにできず、老いに対する知識や経験を得ないままに、自分も老いを迎えるということです。「あれだけ聡明だった人が認知能力を失うのか」、「人は赤子に生まれ、老い、そして、また赤子に戻るかのような言動になるのか」、老いを知れば、いろんなことを感じるはずです。 上の世代の人と話すことで、昔の日本といまの日本を比較でき、社会を俯瞰できるきっかけにもなります。子どもには昔のよき「伝統と文化と知の継承」ができます。私も祖父母から多くを教わりました。 老いを知ることによって、「足が悪くて歩きづらいのかな」「高齢者だから、前の走行車はスピードが遅いのかな」などと、思いやりのある想像力がはたらくようにもなります。 生きた時代が違えば、話がかみ合わないこともあるでしょう。しかし、逆立ちしても私たちは先人の人生体験の多さにはかないません。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著
「自分の人生にお金がどのくらい必要なのか? 結局は自分の価値観を知ることに尽きます。 まずは、心地よく生活を送るための生活費を知ることです。 生活費の大きな額は住まいですね。家賃 5万円のアパート、家賃 15万円のマンション、築浅、築古。旅行や民泊などを利用して宿泊してみるのも一案です。 自分がどの程度の物件なら心地よいと感じるでしょうか。実際に住まずとも、友人や知人のお宅を拝見したり、家賃を聞いたってよいと思います。 都会に住むか住まないかでも、価格帯は大きく変わります。 都心から電車で 1時間の場所には、海や山など豊かな自然、温泉、豊富な地産食材だけでなく、快適な住環境があります。 大手ハウスメーカーの新築 2 DK( 6畳 + 6畳 + 12畳)、 8畳分のバルコニーがあって家賃 8万円の物件もあります。仮に夫婦 2人で住めば、 1人 4万円です。 私の場合は、少し足を延ばせば都会にアクセスできるような、適度に都会から離れた自然豊かな地域に魅力を感じます。もちろん都心より価格帯は下がります。 近所の親しい農家さんからは、食べきれないほどの野菜をいただいたり、農協の朝市は、スーパーの半額で朝どれの新鮮野菜を買えます。 なにより自然豊かな地に住むと最寄り駅に降りた瞬間、幸福度 M A Xです。自然の匂いは心地よく、精神的に癒されます。 幸せを感じる場所で生活してみると、「お金ってそんなに必要ないんちゃうか?」という思いが生まれます。 ささいな日常の 1ピースに幸せを感じることができれば、他人に対しても寛容でいられたり、精神的に余裕が持てるなど、副次的効果を生みます。」
—『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』穂高 唯希著