あらすじ
「ぼんやり」生きるか、「自分の意思」で生ききるか。お金の価値観、情報の本質のとらえ方、対人の想像力、投資の臨機応変。
人生にふりまわされたくない多くの社会人へ。精神と経済の自立を得て自由で主体的な人生を生きる、日本FIRE第一人者の壮大なる人生戦略!
■1章 選択の思考法 ―一度きりの人生、他人にゆだねるな―
◇ 決断疲れを減らす「意志力の最適化」
◇ 情報に惑わされない洞察力の磨き方
■2章 遮断の思考法 ―研ぎ澄まして動物的五感を磨け―
◇ 情報遮断して「幸福センサー」を高めよ
◇ 脱社畜のための思考法
■3章 対人の思考法 ―利他の精神で心地よく生きる―
◇ 人は1面ではなく多面的であるという話
◇ 不毛な「マウント合戦」から決別せよ
■4章 目標の思考法 ―最高の景色が見える気高い山に登ろう―
◇ ミッション最短ルートの「逆説的思考法」
◇ 負の感情=執着を手放す
■5章 集中の思考法 ―自らの頭で考えて考えて考え抜け―
◇ 小さなタスクの分解法
◇ スマホの奴隷になるな。「すきま時間」の攻略法
■6章 常識の思考法 ―世間体の呪いから自由になれ―
◇ 常識という名の「重たい鎧」を脱ごう
◇ 固定観念を捨てよ、「物事の裏側」に真実あり
■7章 価値観の思考法 ―唯一無二の物差しを持てー
◇ ―時間の価値― 自分の時間単価はいくら?
◇ ―仕事の価値― はたらき方を工夫しよう
◇ ―お金の価値― お金があれば幸せ?
■コラム 投資の思考法
◇FIRE前・FIRE後の投資観の変化 ◇長期的に続けやすいストレスフリー投資
◇初心者向け投資プラン(年代・年収別) ◇米国株ブームの暴落時に私が利益を得た方法 ◇資産形成後の出口戦略
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
まさに「主体的思考法」という内容.
ただの精神論と切り捨てるのか,このマインドが著者をFIREという一つのマイルストーンに至らせたと解釈するかは読み手次第.
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・事実は無数にある
・ないののねだりが幸せを遠ざける ブータン
・人は一面的ではない.多面的である. 複数のペルソナ
愛社仮面,平凡仮面
・マウントを取られる=マウントを仕掛けるに足る男であると相手が認めている証拠.親愛の証.ニコニコして受け入れる.
・苦手の人間も時にスパイスとなる
・準備が10割→商社マンの徹底接待
・ゴールからの逆算思考.
配当金をKPIとする理由は,総資産額と異なりコントロールしやすい.
積み上げが確実に成果になる.
・人生で達成したい100のリスト
・農業体験,林業体験
・やり込みの先に気づきがある
・大きな目標は小さなタスクに分解.ゴールからの逆算で.
・隙間時間を受動的ではなく能動的に使いレベルアップ.スマホの奴隷にならない.
・モチベーション低下=自問のチャンス
・寝る前のスマホ,睡眠の質を下げる.
寝る直前に食べない.消化の負荷がかかる.油は避ける.にる,むす,にこむ
・歩く.リフレッシュ.すわりっぱなしNG
・時間は工夫して作るもの
・段取り,仕組みづくりに時間を,頭を使う.「やいばを研ぐ時間」
・世の中の潮流:お金で得られる幸福の価値が下がっている.無料娯楽の台頭
Posted by ブクログ
FIREとは「主体性なんだ」と表現する言語選びに激しく共感する。何よりFIRE第一人者自ら「FIRE=早期退職」を意図してないと自ら言い切るのも小気味よい。
また我々世代のある種の処世観が凝縮されている。ちなみにこの「我々世代を表現している」感は浅井リョウの「何者」を読んだ時の感覚に近いし、著者が違うがもはや続編の1つである。
つまり、FIRE本として完成度高いしゆとり世代的エッセイとしても面白かった。これからも著者の活躍を応援しているし楽しみにしている。
Posted by ブクログ
FIREなんてケシカラン風のおじさんたちにもぜひ読んでほしい本。
人生論。マインドセット。まるで哲学書のよう。
FIREを否定する人たちからは「手っ取り早く楽して儲けたい」というような甘っちょろい思想と勘違いされてる節があるが、この本を読めば決して一朝一夕でできるものではないことがわかる。
著者は悩み苦しみながらも試行錯誤を繰り返し、人間としての総合力を地道に磨いて今に至っており、尊敬の念が絶えない。全人類マストバイ。
Posted by ブクログ
FIREそのものではなく、心構え的なものが書いてある。FIRE後はこの本にあるように主体的に考えないと日々過ごすのが難しくなってくるのだと思う。
一方で毎日働いていると、永遠に明日が続いていくように思われ、気づいたら時は過ぎ去る。その意味で働き続けている方が余計なことを考えなくて済むのかもしれないが、それは主体的な生き方であるとは言えず、難しい…
結局何のために生きてるのか、優先順位は何かを明確にすることが大切なのだと思う。
Posted by ブクログ
「主体性を持って思考・行動する」ことを軸として、その内容を深掘りして行く本だと感じた。
人は何気なく生きていると周りに流される。
主体性を持つことの壮大さを学べた本。
表紙には、『FIRE』と大きく書かれているが、それだけではない。お金のことより、もっと壮大で大切なことが書かれてある。
Posted by ブクログ
文字通り、FIREを目指すためにどうすれば良いかを書いた一冊。
FIREについてのことよりも、それ以外の精神面での自由を手に入れるためのことが参考になった。
Posted by ブクログ
シンFIRF論というタイトルからFIRFするための具体的な投資方法が書いてあるのかといえばそうではない。投資の心得や何を大切にして投資するのか、投資の目的などが詳しく書かれている。
本を読む時期により推し銘柄も変わってくるだろうしどのようなスタンスで投資をすればいいのかを教えてもらった方が良い。
本書で心に響いたことは、当たり前を疑うことの大切さだ。平均値や常識なんてものに囚われていたら枠内に収まった考え方しかできない人になる。そんなことはつまらない。犯罪や社会規範から逸脱するのでなければ一般常識や周りの目などは気にしなくて良いと感じた。
また時間の使い方はとても大切だと感じた。有限な時間。地震、火事、事故で明日死ぬかもしれない。
1分1秒、無駄な時間はないと思う。
1日でも早く自由に働くためには今自分が何をしなければいけないのかしっかり考え行動する必要があると感じた。
Posted by ブクログ
30歳でセミリタイアした著者の思考法や過去の経験から得た教訓について書かれている。
著者自身が若くして節制を継続して7000万の資産を築いてリタイアするという人並外れたことを成し遂げていてその裏でどのようなことを考えて行動していたか、またFIRE後の暮らしなど興味深い。
資産形成や投資手法についてはあまり多く書いていない。投資本というより人生訓という感じ。
Posted by ブクログ
著者の掲げるFIREとは、早期退職して働かないことではない。「経済」と「精神」の自立を得て、自由で主体的な人生を描くこと。
大切なことを、たくさん教えてもらいました。
① 「意志力の最適化」のために、机には本当に必要なモノしか置かない。後回しにせず、前に回す(脳のメモリを消費するので、先に片付けてしまう)
②利他の精神を持って、心地よく生きる。そのために相手の心を開く「傾聴力」を持つ。相手の期待を少しだけ上回る。
③ 腹筋ローラーで筋トレする。肉体を鍛えることは精神を鍛え、自分を大事にする。
④ 「返報性の原理」。どうしたら相手に喜んでもらえるかを考える。
⑤ 大きな課題は「場数」をこなす。挑戦無くして前進なし。退路を断ち、自分を鼓舞する。
⑥ 「人生で達成したい100のリスト」を作る。書き出した目標が、人生の羅針盤になる。
⑦ 「小さなコツコツが、とんでもない自分を生む」。これはイチローも同じことを言っている。完璧でなくてもいいから、それでも歩みを止めない。
⑧ 利益のための投資から、社会的投資という考えへシフトする。お金は人の役に立った結果として得られるもの。
⑨ 「全集中」するために、1.(必要なもの以外)もたず、2.(家に)こもらず、3.後まわさず。
⑩ 投資で自己破産に至る理由として最も多いのは「当初の目的を見失ったから」。
Posted by ブクログ
FIREを早期退職という意味ではなく、主体的に生きる手段だという考え方のもと、その思考法や実践したことが書かれた一冊。
人生を生きるうえで根本的に考えなくてはいけないことを気付かされた。
日本は治安も良く、教育も整っているため、何の疑いもなく大学に行き、就職活動をし、一般企業でサラリーマンをしている。
でも人生の本質って何だろう、自分がやりたいことって何だろうと考えた時に、今の生活が最適かと言われると少し迷う部分がある。
人生を主体的に生きるために、本書に書かれていることから始めてみようと思う。
途中コラム的な形で、投資の考え方やポートフォリオが紹介されていたが、特に投資信託とETFの違いが大変わかりやすかった。
Posted by ブクログ
FIREしたい人が購入すると、うーんという感じ。
新しい思考を取り入れたい人におすすめかな。
※以下気になったフレーズ。
多様な人間性を知り、【人を毛嫌いしないこと】に尽きると思います。
苦手な人間も時にスパイスになる。と考えるのも一興。
違いを認め、自分と異なる人間を面白いと思う好奇心こそが、多様な人を引き寄せ、結果的に人間としての幅を広げる。
noblesse oblige
お金や能力、社会的地位がある人は、より大きな義務と責任を伴う。
自己効力感とは、目標を達成するための能力を自らが持っていると認識すること。
小さなことを積み重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道。
コントロールできないものに対して、こうあってほしい。と思うから人間関係の執着が生まれる。
相手に求めたくなったら、己が行動せよ
誰かの役に立ち、感謝されると嬉しい
他人の言説に惑わされすぎるのは考えもの
人は自分が知っている世界の中でしか、可能性を見出せません。
Posted by ブクログ
30歳でFIREを達成した著者による、主にマインドセットについて紹介する一冊。
FIRE自体にフォーカスしているというよりは、著者がこれまでの経験から大切だと思うもの、大切にしていることを述べている。
自分を知ること、社会とよい関わりをもち続けること、そして考えつづけること。
FIREに限らず、閉塞感のある現代社会を生きるために参考になる考え方が多く述べられていると感じた
Posted by ブクログ
あなたの人生で心が震えたことは?
人生の目的を探し続ける上で、お金の束縛から逃れることが、1つのきっかけになるかもしれないことを書いた本。
ただ、心が解放されているならば、必ずしもFIREは必要ないと思う。
自分の心と向き合い続けても、一生かかっても、その答えは出てこないかもしれない。
時間は限りがある。その中でどう自分の人生を歩むか。精一杯走り続けてもがくことにのみ輝きは訪れるだろう。
Posted by ブクログ
感想
序論で自己肯定感が高すぎて、ちょっとお腹いっぱいになった。
メディアの情報に振り回されるなは同意。財務省に洗脳されてるからな。
あらすじ
精神論→投資解説→生活での実践
・メディアの情報に踊らされるな
・他人は思うほどあなたを見ていない
・見栄への執着をなくす
・徹底的にやり込む
・スマホに囚われない
・異質なものに触れる
・時間の価値
Posted by ブクログ
シンFIRE論と言いつつFIREへの具体的な行動ではなく、心構えと言った内容。私は著者のブログを読んでいたこともあり、基本的に新たな知見はなかった。個人的な意見だが、高学歴高収入である程度倹約しつつ余裕のある30.40代は皆同じような考えで過ごしているかと思われるので、わざわざ読む必要はない。後半部分のエッセンスだけ読んでおけばオッケー。
Posted by ブクログ
30歳でFIRE達成した元三菱サラリーマンの本
どうやって達成したかや、何を考えている(いた)のかをまとめてある。
一つ一つのトピックが短くまとまっていてとても読みやすい反面、特に深い中身もない。
大事なことは他人の意見を参考にして、自分がどう考えるか行動するかの軸を作ることだと思った。
Posted by ブクログ
ようやく順番が回ってきた。主体的に生きようという、生き方指南みたいな本。とにかくこの人は優秀過ぎて立派だなーと思っちゃうんだよな。ところどころ斜め読み。
Posted by ブクログ
本書の著者は、FIREの文脈でネット記事でよく見かける。30歳でFIREを達成している。
本書を手に取る人の多くは、FIREに至るための方法を求めていると思う。しかし、実際の投資方法など具体的な方法にはあまり焦点が当てられておらず、少しがっかりした。内容のほとんどはタイトル通り「思考法」となっている。
確かに「FIREするための方法」に関する書籍は他に多くある。それなら、著者自身のFIRE後の生活など、他にはない著者自身の体験をもっと知りたかった。
著者の考えるFIREとは、「早期退職して働かないこと」ではなく、あくまで主眼は「自由と主体性」にある。これには納得した。支出を切り詰めて資産を築いて、いざFIREしたとして何が得られるのか?退職して自由な時間ができても、それだけでは暇を持て余すかもしれない。自分も人生を豊かにする方法を考えたいと思った。
「5億あったら何を買うか?」という問いも面白かった。もし金銭的な制約がなくなったら、何をしたいか?お金はあくまで手段だということを思い出せる。
タイトルの「シンFIRE論」。最近、接頭語に「シン」をつける表現を目にする。やっぱりこれの元ネタは「シン・ゴジラ」や「シン・エヴァンゲリオン」か?
Posted by ブクログ
給与の8割を投資にまわし、30歳で7000万円貯めてFIREした著者による、FIREや人生について考えて体感した、主体性を高める思考法
ご自身の人生を振り返りながら得られたマインドセットが前書よりも詳しい。
現在の立場を踏まえての社会とかの関わり方など芯がしっかりしたFIRE論
Posted by ブクログ
具体的な投資手法ではなくFIREを達成するための考え方について記述した本
主体的に行動するための考え方が記されている
目新しい内容はあまりなく、他の自己啓発系とかのほんと内容は大差ない