マイケルルイスの作品一覧
「マイケルルイス」の「最悪の予感 パンデミックとの戦い」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「マイケルルイス」の「最悪の予感 パンデミックとの戦い」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
コロナ禍初期におけるアメリカ衛生当局の動きを描写したノンフィクション。
一見退屈そうなこの話題だが、さすがはマイケル・ルイスというべきか、そのストーリーテリングの技は今作でも冴えている。
特にマン渓谷の山火事の比喩は印象に残る。
本書はトランプ政権(第一次)批判の書でもあるのだが、その支持者たちにとっては、本書は「ディープステイト」の手先が書いた偏向本である、と位置付けられるのだろう。
ゆえに、本書から読み取れる教訓が今後生かされるかどうかについては悲観的にならざるを得ない。
以下に本書の金言を幾つか引用する。
「”あわや事故”の事例を把握してこそ、本当の事故を未然に防ぐことができる。」
匿名
池上彰氏の解説が・・・
日本政府のコロナ対策、その元となった理論がどのようなものかが本書に書かれている。
中でも面白いのが、計算の上ではパンデミック対策で一番有効なのが学校の閉鎖であったこと。
本書の中では、アメリカでは政治的な思惑から学校閉鎖は実行できず、コロナのパンデミックを抑えることができなかった。
日本では学校を休校してある程度抑えることに成功したが、本書解説の中で池上氏は「唐突であった」と批判的に書いている。
ちなみに当時のことを思い返すと、対策が1日遅れれば感染者が増加し死者が増える状況であった。
つまりは本書の内容と池上氏の解説が、相反とまで行かないがすれ違っているのである。
Posted by ブクログ
マイケル・ルイス『最悪の予感 パンデミックとの戦い』ハヤカワ・ノンフィクション文庫。
100万人もの死者を出したアメリカの新型コロナウイルス感染症対策の失敗の本質を描いたノンフィクション。
2019年の終わり、中国の武漢で発生した新型コロナウイルスは瞬く間に世界に拡散し、世界にパンデミックという事態を招いた。
2020年1月初旬、自分は中国の広州に出張していた。春節の始まる直前に帰国したが、広州の街中はどこも民族大移動で混み合い、高速道路も大渋滞で空港にはギリギリのタイミングで到着したのを覚えている。その時には、まさか新型コロナウイルスなる感染症がこれほど広がるとは思ってもいなかった。帰