デイヴィッド・ミッチェルの作品一覧

「デイヴィッド・ミッチェル」の「クラウド・アトラス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • クラウド・アトラス(上)
    3.5
    1~2巻1,672円 (税込)
    19世紀の南太平洋を船で旅するサンフランシスコ出身の公証人。 第二次大戦前のベルギーで天才作曲家に師事する若き音楽家。 1970年代のアメリカ西海岸で原発の不正を追求する女性ジャーナリスト。 現代ロンドンでインチキ出版社を営む老編集者。 近未来の韓国でウエイトレスとして生きるファブリカント。 遠い未来のハワイで人類絶滅の危機を迎える文明の守り手。 身体のどこかに不思議な彗星のあざを持つ主人公たちが、支配と暴力と抑圧に抗して叫びをあげる。 現代英語圏屈指のストーリーテラーの代表作。ブッカー賞、ネビュラ賞、アーサー・C・クラーク賞最終候補、ついに翻訳刊行!!!

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ユーザーレビュー

  • クラウド・アトラス(上)

    Posted by ブクログ

    映画はずいぶん前に観ており大好き。細かい内容は忘れていたが、予告編を改めてyoutubeで観てみると、かなり原作に忠実だったことが分かる。過去から未来への時間軸に沿って、6つの物語が展開される。それぞれとっつきにくいが、慣れて面白くなった頃に一つの物語が終わる。一応各章の繋がりはあるが、前章が本や映画の題名として出てきたり、その程度。一つひとつの物語は面白いが、繋がりが希薄なためにこれが一体下巻でどのように収斂していくのかが楽しみでならない。難解という感想が多く読むのを躊躇っていたが、慣れればそうでもない。要は相性のようだ。個人的には「5章ソンミ451→6章スルーシャの渡し」の流れが好み。え、

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    2020年11月20日
  • クラウド・アトラス(下)

    Posted by ブクログ

    借りたもの。
    上巻とは対照的な章立て。時間軸は遠未来から過去へと向かう。
    登場人物たちは己の物語の中でふと其々の作品に関わるシーンを思い出し、それを布石に過去に遡るような時間軸の章立てだ。
    しかし、各々の物語の中で時にそれは覆される。
    過去と未来の時間軸を超越する様は、世界を、歴史を俯瞰で捉えている。

    弱肉強食、社会の体制と革命――
    人間は生きるために文明を築いたようだが、時に文明によって虐げられる。それに対し否と叫び生きるために闘う人間……
    未だ解決できない人間の原罪と苦悩を投げかける。

    『ユリシーズ』を思わせる文書は同時に、人間のコミュニケーションの多様性を強く意識させた。
    それは触れ

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    2013年07月30日
  • クラウド・アトラス(下)

    Posted by ブクログ

    6編全部のつながりが見えてきて楽しかった、でも読み切れていない感。あと3回ぐらい読んでも次々に発見できる気がする。映画見よう!

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    2013年10月13日
  • クラウド・アトラス(上)

    Posted by ブクログ

    映画が大変面白かったので原作も。
    先に映像を観てるので想像しやすい。
    まだ何のことやらなので、下巻へ急ぐ!

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    2013年07月13日
  • クラウド・アトラス(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    下巻は解決編になっており、未来から過去へ、6話が語られる。先の時代で搾取され、虐げられたきた者の声が、次の時代にどう反響していくのかが明かされる。生まれ変わり、輪廻というのも本書のテーマの一つではあるようだが、基本的には救いのない話でもあり、「彗星の形の痣」を引き継ぐ者は各話ごとに変わる(虐げられる立場の者は毎回、かわる)。

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    2013年05月05日

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