あろあの作品一覧
「あろあ」の「心に傷を負った者同士で慰め合っていたら白雪姫(学校一の美少女)とバカップル認定されていた件」「折り紙職人ミモザの日記帳」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「あろあ」の「心に傷を負った者同士で慰め合っていたら白雪姫(学校一の美少女)とバカップル認定されていた件」「折り紙職人ミモザの日記帳」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
『ひきこまり吸血姫の悶々』シリーズで知られる作者の、科挙を題材とした珍しい中華ファンタジー第2弾!
【光のヒロインと闇のヒロイン2人のダブル主人公が男装をして科挙に臨む】という無茶苦茶な設定、歴史ものっぽさをあえて外したような言葉選びなど、だいぶファンタジー感強め。けれど科挙パートに関してはかなり史実を踏まえて描かれており、真面目なところも楽しめます。
2巻では闇ヒロインの過去が1巻以上に描写されており辛い気持ちになるけれども、光ヒロインの影響を大いに受けてどんどん人間味が増していくという救いがあるので、安心して読み進められます。
2巻は1巻を遥かに超えた衝撃展開!科挙日程がより進展して
Posted by ブクログ
『経学少女伝 ~試験地獄の男装令嬢~』は、学問と制度を物語の中心に据えることで、知の重みそのものをドラマへと昇華させた、きわめて誠実な作品である。
試験という、一見すれば地味で閉じた題材を用いながらも、本作はそこに人間の欲望、焦燥、誇りを鮮やかに映し出している。
男装令嬢という設定は、単なる装飾や話題性にとどまらず、学問をめぐる社会構造の歪みを浮き彫りにする装置として機能している。
性別や身分によって学ぶ権利が制限される世界で、主人公が知を武器に道を切り開いていく姿は、静かでありながら確かな力を持って胸に迫る。
そこには奇跡やご都合主義はなく、積み重ねられた努力と忍耐だけが描かれている点が、