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  • 不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち
    4.3
    1巻2,310円 (税込)
    マリリン・モンローは「境界性パーソナリティー障害」、 アンディ・ウォーホルは「ためこみ症」、 ダイアナ妃は「過食症」で、リンカーンは「うつ病」……だった? 華やかな功績の裏で、人知れず「生きづらさ」を抱えていた12人の偉才たちを、 ナショジオの人気ジャーナリストが現代医学のレンズを通して追う。 アンディ・ウォーホルはなぜ、何百個という箱の中に古いポストカードから医療費の明細書、ピザの切れはしまで、あらゆるものを詰め込んでいたのだろう? マリリン・モンローはなぜ、大量の睡眠薬を飲んだのだろう? チャールズ・ダーウィンは生涯にわたって心身の不調に悩まされ、ハワード・ヒューズはドアノブにティッシュを何枚も巻かないとドアを開けられなかった。 相対性理論を唱え、時間と空間の概念を変えたアルベルト・アインシュタイン。 奴隷解放宣言を発布し、奴隷となっていた人々を解放したエイブラハム・リンカーン。 彼らはみな、科学、ビジネス、政治、芸術などの分野で偉業を成し遂げた一方で、 現代医学がいうところの「自閉症」、「うつ病」、「不安障害」、「依存症」、「強迫性障害」といった心の病を抱え、その症状から来る特異な行動を見せていた。 本書では、歴史を変えた12人の偉才たちを取り上げ、彼らが直面していた心の問題にスポットライトを当てる。そして、わたしたちと同じ「人間」である彼ら一人ひとりの人生を通して、謎と苦悩に満ちた人間の心の中を探究していく。

ユーザーレビュー

  • 不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち

    Posted by ブクログ

    かなり興味深いエピソードばかりでした。とくに、『ため込み症』のアンディ・ウォーホル、『不安症』のダーウィン、『ギャンブル障害』のドストエフスキー、『自閉スペクトラム症』のアインシュタインの章、引き込まれた。
    アインシュタインの脳のエピソード〜アインシュタインのドアノブ、そして「脳がほとんど老いていなかったこと」、は、驚きであり、感動的でもある。
    「真実や美を追求する行いの中では、我々は常に、子供のままでいることが許されるのだ」by アインシュタイン

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    2025年03月20日
  • 不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち

    Posted by ブクログ

    過去の偉人たちの精神病の話。 取り上げた有名人は、モンロー、ウォーホル、ダーウィン、ダイアナ妃、アインシュタイン、ドストエフスキーなど、12人の有名人について現代の視点で精神病を診断する。面白かったのは、ウォーホルの溜め込み病 。 子供の頃、不遇 だった彼は、その精神状態を維持するために何でも収集するようになった。 箱の中にレシートや袋や食べ物の切れ端まで、何でも投げ込んで保管する癖があったらしい。 それを長年続けたため、部屋はいわゆるゴミ屋敷になっていたそうだ。日本でも時々テレビでそういう家のことが報道される。収集を目的とするコレクターは「他人に見せるために集める」が、溜め込み病は決して外部

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    2025年02月19日
  • 不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち

    Posted by ブクログ

    過去の偉人12人の特性を、もし(あるいは、あえて)現代医学で診断した場合の病名と、それを踏まえた医学的な見地から本人たちの生き方と偉業を考察する一冊。

    病状名に溢れる今日では、特に心因的なものにおいて誰しもが患う者として診断されるように思える。一般的にも身近な世界においても。

    そのような病状名というのは、その診断結果が患者にとっては克服あるいは共存するための希望であって欲しいと願う。他人に対するヘイトとしてそのような病状名が用いられている節があるのは残念に思う。

    この一冊は、苦しみや葛藤を抱く人を勇気づけると思う。歴史の教科書では偉人として知った人物にも、今でいうところの病的な特性とそれ

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    2024年12月12日
  • 不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    非常に興味深い本だった。
    特にウォーホールの作品にまさかため込み症が影響していたとは夢にも思っていなかったので、ただただ驚いた。

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    2022年12月25日
  • 不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち

    Posted by ブクログ

    あまり苦労なんてなさそうに成功して見える、目的に向かってまっしぐらで悩んでなさそうに見える、著名12人をひもとき、今の診断基準に当てはめた本。

    リンカーンやダイアナ妃、ダーウィンは、全くこの側面を知らなかったので、よく偉業を成し遂げたと思う。
    見方によっては勇気がもらえるかもしれない本。

    著名人の手紙や日記、周りの証言、書物を参考に書かれているが、彼らの様子だけでなく、現代それらの「心の病」の位置づけ、歴史、現在の対処法なども述べられている。

    少し病気の説明が冗長に感じられて読み飛ばしもしたので、再読するかもしれない。

    アインシュタインは、よく聞く内容に相違なく、より破天荒さを知った感

    0
    2025年07月13日

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