クラウディア・カルブの作品一覧
「クラウディア・カルブ」の「不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「クラウディア・カルブ」の「不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
過去の偉人たちの精神病の話。 取り上げた有名人は、モンロー、ウォーホル、ダーウィン、ダイアナ妃、アインシュタイン、ドストエフスキーなど、12人の有名人について現代の視点で精神病を診断する。面白かったのは、ウォーホルの溜め込み病 。 子供の頃、不遇 だった彼は、その精神状態を維持するために何でも収集するようになった。 箱の中にレシートや袋や食べ物の切れ端まで、何でも投げ込んで保管する癖があったらしい。 それを長年続けたため、部屋はいわゆるゴミ屋敷になっていたそうだ。日本でも時々テレビでそういう家のことが報道される。収集を目的とするコレクターは「他人に見せるために集める」が、溜め込み病は決して外部に見せることはしない。自己満足の世界だ。偉大な芸術家であった彼も、精神的にはかなり病んでいたようだ。
因みに溜め込み病と言えば、知人にもF1やトレンディードラマをβビデオに録り、10畳ぐらいの自慢のAVルーム一杯に溜め込んでる人がいた。(1990年代の話) どんなにつまらない作品でも、一度録画したものは捨てられない。ビデオテープ本体は見せてくれるが、中身は決して見せない。(見せられない理由があったのか(^^;)、 今となってはβビデオは再生できない)この本を読んでみると、彼もウォーホルに近いマインドがあって、実は溜め込み病だったのかもしれない。現在、流行っているのはデジタル溜め込み病。 物理的なスペースが必要無いので、いくらでも溜められる。おそらく、この病気の人はたくさんいるのではないかと思う。
Posted by ブクログ
過去の偉人12人の特性を、もし(あるいは、あえて)現代医学で診断した場合の病名と、それを踏まえた医学的な見地から本人たちの生き方と偉業を考察する一冊。
病状名に溢れる今日では、特に心因的なものにおいて誰しもが患う者として診断されるように思える。一般的にも身近な世界においても。
そのような病状名というのは、その診断結果が患者にとっては克服あるいは共存するための希望であって欲しいと願う。他人に対するヘイトとしてそのような病状名が用いられている節があるのは残念に思う。
この一冊は、苦しみや葛藤を抱く人を勇気づけると思う。歴史の教科書では偉人として知った人物にも、今でいうところの病的な特性とそれに伴う深い苦しみや葛藤、生きづらさがあったことを知れるからだ。
アスペルガーと診断された人が社会運動を行う際に着用するTシャツに記されるというメッセージが本書の最後の方で紹介されていた。端的に言い表した見事な言葉だと思う。
「壊れていないものを直すことはできない」
Posted by ブクログ
あまり苦労なんてなさそうに成功して見える、目的に向かってまっしぐらで悩んでなさそうに見える、著名12人をひもとき、今の診断基準に当てはめた本。
リンカーンやダイアナ妃、ダーウィンは、全くこの側面を知らなかったので、よく偉業を成し遂げたと思う。
見方によっては勇気がもらえるかもしれない本。
著名人の手紙や日記、周りの証言、書物を参考に書かれているが、彼らの様子だけでなく、現代それらの「心の病」の位置づけ、歴史、現在の対処法なども述べられている。
少し病気の説明が冗長に感じられて読み飛ばしもしたので、再読するかもしれない。
アインシュタインは、よく聞く内容に相違なく、より破天荒さを知った感じだった。