作品一覧

  • 江戸 食の歳時記
    3.0
    和食の原型は江戸時代に形作られた。そう聞くと江戸の料理は素朴なものだったと思われるかもしれないが、さにあらず。魚は天然、野菜は有機、その上調理方法にも技巧が凝らされており、江戸の食文化はとても豊かだった。例えば刺身一つとってみても今はたいてい醤油を添えるが、江戸時代は魚の種類ごとに煎り酒や生姜酢などの各種調味料を使い分けていた。薬味もわさびだけでなく、からし、おろし大根、蓼など多様だ。本書ではそんな豊かな江戸の料理と食材を季節ごとに紹介し、各種行事食の由来も解き明かす。第一人者による人気連載を初書籍化。江戸時代の図版も約150点収録。

ユーザーレビュー

  • 江戸 食の歳時記

    Posted by ブクログ

    江戸時代の食について、こんにちでも馴染のあるものが当時はどうだったのかを文献を紐解くことで紹介されています。江戸時代の人々はどんな食生活を送っていたのか、意外と今の私たちと違わない部分もあり、当時は無かった調味料が出る前に使われていたものなどがあり、面白く読ませていただきました。節句に何を食べるのか、普段はどんなものが流行したのか。食べることはいつの時代でも楽しみなものであることが分かります。武士がいて、庶民がいての社会の風景が、その生活の空気が感じられるものでした。今日の私たちも食べているものがほとんどですので、江戸時代はどのように食べられていたのか、豆知識としても興味深く感じました。

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    2025年06月28日
  • 江戸 食の歳時記

    Posted by ブクログ

    ・松下幸子「江戸 食の歳時記」(ちくま文庫)を読んだ。書名通りの書である。歳時記とある通り、春夏秋冬に分けて約50の話題でできてゐる。そのものズバリの食物は少なく、「おせちの移り変わり」に始まり、「蕎麦屋と年越し蕎麦」で終はる。その間、きんとんや鯛、鮎、瓜、サンマ等が出てくる。いづれも当時の料理書からの紹介を中心に、著者自身がそれを作つた時の経験談等が入つてゐる。書物ゆゑに味も臭ひもしないが、そこは想像力をたくましくして読む。しかし、分かつたような分からないやうなであるのはどうしやうもない。そんな中でも、私におもしろかつたのが冬であつた。冬は「江戸の飴と飴売り」から始まる。最初に飴の製法を述べ

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    2022年11月11日

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