松下幸子の作品一覧
「松下幸子」の「江戸 食の歳時記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松下幸子」の「江戸 食の歳時記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
江戸時代の食について、こんにちでも馴染のあるものが当時はどうだったのかを文献を紐解くことで紹介されています。江戸時代の人々はどんな食生活を送っていたのか、意外と今の私たちと違わない部分もあり、当時は無かった調味料が出る前に使われていたものなどがあり、面白く読ませていただきました。節句に何を食べるのか、普段はどんなものが流行したのか。食べることはいつの時代でも楽しみなものであることが分かります。武士がいて、庶民がいての社会の風景が、その生活の空気が感じられるものでした。今日の私たちも食べているものがほとんどですので、江戸時代はどのように食べられていたのか、豆知識としても興味深く感じました。
Posted by ブクログ
面白いとは言う中身ではなく、蘊蓄、更には教養の一環に歯素朴なものと思われて来た和食うな説明 その面影を感じさせる当時の挿絵をふんだんに掲載した文庫本。
中身ずっしりです。
筆者は教鞭をとりつつ 歌舞伎世界で料理を再現する裏方を長年なさって来た御大。帯に有るように当時の食生活が素朴なものと思われて来た和食を隅々まで語りつくさんかの様なち密な分析紹介をしている。
今の社会,時代と大きく異なるその時間の流れがあり 電気が無かった時間は太陽の元での自然との営みを中心に あらん限りの力を駆使した そんな生活を感じた。
今は鶏・豚・牛~それも食肉用に飼育した肉が中心だが、当時の多彩な獣肉食生活にはち
Posted by ブクログ
・松下幸子「江戸 食の歳時記」(ちくま文庫)を読んだ。書名通りの書である。歳時記とある通り、春夏秋冬に分けて約50の話題でできてゐる。そのものズバリの食物は少なく、「おせちの移り変わり」に始まり、「蕎麦屋と年越し蕎麦」で終はる。その間、きんとんや鯛、鮎、瓜、サンマ等が出てくる。いづれも当時の料理書からの紹介を中心に、著者自身がそれを作つた時の経験談等が入つてゐる。書物ゆゑに味も臭ひもしないが、そこは想像力をたくましくして読む。しかし、分かつたような分からないやうなであるのはどうしやうもない。そんな中でも、私におもしろかつたのが冬であつた。冬は「江戸の飴と飴売り」から始まる。最初に飴の製法を述べ