植原亮太の作品一覧
「植原亮太」の「ルポ 虐待サバイバー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「植原亮太」の「ルポ 虐待サバイバー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
リハビリテーションの臨床に携わっていると障がいのみならず、個々の社会背景にぶつからざるを得ない。社会的弱者となる高齢者や小児を含む障がい児者の関わりは、障がい固有の問題だけでは解決しきれず、専門家の力も借りつつも、社会背景や生育歴、家族との関係など、否応なく考えさせられる。体調不良を起こす職員の対応についても従来は個人や職場の問題のみで捉えて解決を試みてきたが、近年は、職員とのたわいのない対話の中で、家族との関係や生育歴、経済状況、将来不安など、職場とプライベートの課題が相互に入り組んで、本人が苦しんでいること実感する。
前振りは長くなったが、本書の著者は、精神保健福祉士、公認心理師として
Posted by ブクログ
衝撃的だった。とにかく衝撃的だった。
この本のすごいところは虐待分野に関心がある記者やルポライターが書いたわけでもなければ、精神科医や児童相談所の職員が書いたわけでもないところ。
一現場のカウンセラーがありのままに描写し、その「リアル」を読者に伝え、同時に考えさせているところに凄みを感じた。
おそらく本書が一番訴えたかったであろうところの「色眼鏡越しでは虐待を正しく理解できない」は、強く同感。
この世の中の多くの人は、ある意味で「親から愛されてきた」という問題を抱えていると著者は指摘し、だからこそ「親から愛されてこなかった」人たちの心の傷も、子に虐待する親の心理も、理解しているどころか見えてい