植原亮太のレビュー一覧

  • ルポ 虐待サバイバー

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    "ご飯と洋服と住む家しかなかったのである"
    「え?結構あるじゃん?」と思った方。
    虐待の様々な面が見える1冊。
    著者のカウンセリングアプローチもよくわかる。
    必読です。

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    2024年11月13日
  • ルポ 虐待サバイバー

    Posted by ブクログ

    自分も虐待サバイバーとして、読むのを躊躇ったが今度の為と思い読み始めました。グサグサと心に刺さる過去の刃はありましたが、今は客観的に見れた自分がいました。今後は気持ちが分かる支援者として、誰かの役に立てればと思います。

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    2024年05月06日
  • ルポ 虐待サバイバー

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     リハビリテーションの臨床に携わっていると障がいのみならず、個々の社会背景にぶつからざるを得ない。社会的弱者となる高齢者や小児を含む障がい児者の関わりは、障がい固有の問題だけでは解決しきれず、専門家の力も借りつつも、社会背景や生育歴、家族との関係など、否応なく考えさせられる。体調不良を起こす職員の対応についても従来は個人や職場の問題のみで捉えて解決を試みてきたが、近年は、職員とのたわいのない対話の中で、家族との関係や生育歴、経済状況、将来不安など、職場とプライベートの課題が相互に入り組んで、本人が苦しんでいること実感する。
     前振りは長くなったが、本書の著者は、精神保健福祉士、公認心理師として

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    2023年07月01日
  • ルポ 虐待サバイバー

    Posted by ブクログ

    衝撃的だった。とにかく衝撃的だった。
    この本のすごいところは虐待分野に関心がある記者やルポライターが書いたわけでもなければ、精神科医や児童相談所の職員が書いたわけでもないところ。
    一現場のカウンセラーがありのままに描写し、その「リアル」を読者に伝え、同時に考えさせているところに凄みを感じた。
    おそらく本書が一番訴えたかったであろうところの「色眼鏡越しでは虐待を正しく理解できない」は、強く同感。
    この世の中の多くの人は、ある意味で「親から愛されてきた」という問題を抱えていると著者は指摘し、だからこそ「親から愛されてこなかった」人たちの心の傷も、子に虐待する親の心理も、理解しているどころか見えてい

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    2023年03月05日
  • ルポ 虐待サバイバー

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    支援者がもつ「親は子を愛するのが当たり前」「話せばきっとわかってくれる」という考えが、虐待を受けている子、受けてきた大人を助けるどころか苦しめている、という主張はもっともである。支援者が今まで無意識に築いてきた家族観、家族に対する常識とは異なる家庭がある、ということに想像力を働かせないといけない。

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    2023年01月15日
  • ルポ 虐待サバイバー

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    「親を信頼し、親に対して安心すること」を
    初期設定としていること。
    誰にも当てはまるわけじゃない。
    まずはここを見落としてはいけないと
    気付かされた。
    反応性愛着障害の箇所が、印象に残った。

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    2023年01月21日