作品一覧

  • サイバラバード・デイズ
    値引きあり
    3.9
    1巻935円 (税込)
    分離戦争まっただなかのインド。サンジーヴの村にも戦火がおよぶ。アニメさながらの巨大ロボットの戦いに、子供も大人も大喝采。ロボット戦士にあこがれて、サンジーヴは都会へと向かうが……「サンジーヴとロボット戦士」、ダンサーのエシャは、レベル二・九という高い知性を持つAIの外交官A・J・ラオに 求婚される。怖ろしいまでに魅力的な彼に、エシャはすっかり夢中になるが……AIと人間との結婚が産みだす悲喜劇を描き、ヒューゴー賞、英国SF協会賞を受賞した「ジンの花嫁」など、猥雑で生命力あふれる近未来のインドを描く連作中短篇7篇を収録。ディック賞特別賞受賞。
  • 時ありて
    値引きあり
    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    時を超えて彷徨う二人の男の物語。英国SF協会賞受賞作 戦記ノンフィクションを専門に扱う古書ディーラーが、即売会で手にした一冊の詩集『時ありて』。彼は詩集に挟まれた手紙に書かれた事実を追ううちに、第二次大戦の戦火を生きた二人の男をめぐる迷宮を彷徨うことになる。英国SF界のレジェンドによる傑作時間SF

ユーザーレビュー

  • 時ありて

    Posted by ブクログ

    初イアン・マクドナルド。
    テンポ良く詩的で映像的な情景、移り変わる舞台、かなり個性的な登場人物たち。古書巡りやら戦争、ウィッカやUFO、極秘プロジェクトなどのオカルトネタが興を添え、所狭しと散りばめられた多彩なトッピングネタで楽しませる作風。これだけ短いにも関わらず、これだけの内容を詰め込める才は流石だなと。

    そして最後の数ページに押し寄せる、怒涛の展開には魅了されました!このラストから始まる物語の続きにワクワクしてしまう自分がいる。続編は書かないんだろうか?

    0
    2025年05月18日
  • サイバラバード・デイズ

    Posted by ブクログ

    近未来のインドを舞台にしたSF連作短編集。

    SFは、たまにしか読まないからこそ、脳みそをガツンとやられる。

    舞台は2050年頃のインド。圧倒的に発達したナノテクノロジーやサイバー空間・AIなどにより驚異的な発展を見せる一方、政治的には8つの国に分裂し、気候変動による水不足が問題になり、遺伝子操作による男女構成比の崩壊が社会的なひずみを生んでいる。
    そんな近未来的な設定が前面に出てくる一方で、カースト制度やヒンドゥー教的なエキゾチックな世界観もがっつり根付いている。
    そんなSFと伝統が融合し、AIなどの超技術といかにも人間臭い登場人物たちの葛藤が融合しているところに、本書の魅力があると思う。

    0
    2013年06月20日
  • サイバラバード・デイズ

    Posted by ブクログ

    いいね、この装丁、この紙質、この表紙。遠目に見たとき「あれ、またバチガルビ?」と思った。「新☆ハヤカワ・SF・シリーズ」はこれで統一しているんだね。近未来のインドを舞台にした日常をたんたんと描く。爆発的な面白さは無いけれど、設定と雰囲気で読ませる。SFの舞台設定として東南アジア流行ってるのか?この人の長編も読んでみたい。

    0
    2012年07月28日
  • サイバラバード・デイズ

    Posted by ブクログ

    面白かった!分割した未来のインドを舞台に超知性やAI、第三の性、ネットワークに存在する複数の人格AIを描く。7つの短編どれも面白かった。なかでも好みは「暗殺者」、敵対する二つの家、ロミオとジュリエットの過激版?と勘繰ったけど、題名がこれなので・・最後はなんとも
    「小さき女神」神になった少女、ワイヤーから落ちて死んだ叔父を笑いながらみていたところから神の資質は・・・神ではなくなってからも面白い
    「ジンの花嫁」「ヴィシュヌと猫のサーカス」も良いです。好きです。

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    2012年05月11日
  • 時ありて

    Posted by ブクログ

    たぶんあまりわかってない。でも、もっと自分に理解力があってちゃんと読めてたら、話の類型的にはかなりすきになりそうだと思った。
    未来にむかっての移動しかできないと思っていたので、種明かしは驚いた。
    もうちょっと理解力のあるときにまた読みたい。

    0
    2023年07月30日

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