白石太一郎の作品一覧
「白石太一郎」の「古墳とヤマト政権 古代国家はいかに形成されたか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「白石太一郎」の「古墳とヤマト政権 古代国家はいかに形成されたか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
弥生時代から古墳時代、そしてヤマト政権の成立経緯をしりたくて読んでみようと思った本です。
あとがきにあるのですが、列島各地における古墳の出現を、古墳の伝播というような、歴史的に何ら説明したことにならない評価でお茶をにごしてきたそれまでの考古学による古墳研究を厳しく批判されたのが、東アジア古代史の故西嶋定生しだったという。
そして、古墳の造営を連合政権としてのヤマト政権の政治秩序との関連で捉えられたことを学生時代に感銘を受けた著者が著したのがこの本であります。
内容ですが、
序章 古墳とは何か
第1章 古墳と邪馬台国
第2章 古墳と初期ヤマト政権
第3章 巨大古墳の世紀
第4章 ヤマト政権の変質
Posted by ブクログ
近つ飛鳥博物館に来館した際に館長さんの著書を購入。
邪馬台国近畿圏説の重鎮とは知っていたけれど、その論拠を知ろうという気持ちもあった。(僕は、邪馬台国北九州説を信じている。)
流石、学者の書くものは論理が明快だなと思う処と、そんなズブズブの見解どうなの、と呆れる部分がある。
古墳時代前期まで日本では鉄の生産が殆どされておらず、鉄資源を大陸からの輸入に頼っていた。これが広域の部族連合の形成を齎し、最終的には玄界灘沿岸地域と瀬戸内海沿岸地域の対立に収斂したという論は納得。つまり、邪馬台国が魏に朝貢した時点では、瀬戸内連合に軍配が上がっているということ。
箸墓古墳が卑弥呼の墓という仮説のもと、卑