ジェニファー・アーカーの作品一覧
「ジェニファー・アーカー」の「ユーモアは最強の武器である―スタンフォード大学ビジネススクール人気講義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
「ジェニファー・アーカー」の「ユーモアは最強の武器である―スタンフォード大学ビジネススクール人気講義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
2022年刊行
スタンフォード大学BSの行動心理学博士であるアーカーと、スタンフォード大学BS講師、エグゼクティブ・コーチであるバグドナスの共著。
本書は、「humor」(ユーモア)が主にビジネスの世界に与える影響をメインテーマとしている。
本書によれば、「ユーモア」がある職場は、そうでない職場に比べて心理的安全性が高く、クリエイティビティが高くなる傾向にあるという。
あまりにも生真面目でゆとりがない会社よりも、ユーモアを交えて空気を軽くしている会社のほうが穏やかで、安心して仕事ができるということだ。
また、ユーモアを上手く使える上司は、そうでない場合よりもリーダーシップが高く、部下からの信頼も厚くなるという。
このように、本書では「ビジネスにおいていかにユーモアが重要か?」がエビデンスデータと実例を踏まえて説明される。
また、「どうすれば良いユーモアを身に付けられるか?に科学的な視点でアプローチする。
例えば、ユーモアは以下の3つの要素から構成される。
①事実
コメディの核心。私たちは事実だと感じるジョークを笑う。
②痛み
身体的、精神的な痛み。痛みの中にユーモアを見出すことはカタルシスをもたらす。
③距離
ユーモアの話題と相手との距離がどれくらいあるか。距離には時間的なもの、地理的なもの、心理的なものがある。
距離が遠過ぎると笑えないし、近過ぎると相手を傷つけてしまう可能性がある。
ユーモアはこれらの3つの要素によって成立し、そのバランスを適切に保つことで質が高まるということだ。
「TPOに沿ったユーモアを選ぶように」というアドバイスが多く、この解像度を高めた内容であった。
全体的に妥当性が高く、面白い本だった。
私は生まれも育ちも関西で、世界で最も笑いに厳しい社会で育ってきた自負があるので、本書で指摘されるように「多くの大人たちが笑いを忘れてしまっている」という現象にはピンとこなかった。
一方で、その場の空気に不適切なジョークが不穏な空気をもたらすことは多々あるし、職位が上がるにつれて気をつけた方が良いことがあるというのは新たな学びだった。