作品一覧

  • PIHOTEK  北極を風と歩く
    4.1
    1巻2,475円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「植村直己冒険賞」受賞の極地冒険家、荻田泰永×「世界で最も美しい本コンクール」銀賞受賞の井上奈奈による絵本。 北極をたった一人で歩く”僕”の一日を描く。 頬を叩く風、北極での生き方を知る動物たち、空から降りる暗闇、そして……。 北極を歩く”僕”を追体験できる、命と死を感じる美しい絵本。 たった一人、北極を歩いている。 命を支える道具 食料を積んだソリを引きながら、進んでいく。 氷のきしむ音が遠くでひびく。揺れ動く氷の海。 歩けども、歩けども、足元はながされていく。(本文より) 「環境問題とは数字の問題ではない。命の問題だ。自分の命はもちろん、隣にいる大切な人の命であり、会ったこともない遠い土地の誰かの命であり、時代も異なる動物の命のことだ。ー中略ー北極を冒険することは、生きることだ。そして、死を感じることだ。その死とは、誰かの命であり、いつの日か自分の体も分解されて、空に舞い、風に吹かれて誰かの命にたどり着く。」(巻末エッセイより) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

ユーザーレビュー

  • PIHOTEK  北極を風と歩く

    Posted by ブクログ

    今日は寒い1日だった。
    最高気温が14℃。小雨。
    しかも長女が市の子どもイベントのボランティアをするので、送っていったついでに次女と屋外を歩いてた。
    動いている私たちはまだしも、立ちっぱなしの寒がりの長女は寒かろうとホッカイロとネックウォーマーを買い求めた。
    そんな寒かった日の締めくくりにもっと寒そうな一冊。

    このアルファベットで書かれているピヒュッティは著者のイヌイットの友人が付けてくれた名前だそうだ。
    そうか、だから綴りが不思議だったんだ。
    得意ではない文字を頑張って書いてくれたのか。
    それは大切な名前だ。

    しかし、この著者は何故一人で北極を歩いているんだろう?
    その謎だけは分からなか

    0
    2025年10月25日
  • PIHOTEK  北極を風と歩く

    Posted by ブクログ

    あとがきと併せて意味を理解する本。

    「初めての今日」という趣旨の表現に、極地の厳しさや色々な命が巡って今日に至るというような意味を感じ取った。

    それにしても、美しい本とはどのような基準で選ばれるのだろうか。この本が美しくないと言いたい訳ではなく、他にもたくさんの候補がある中で、何が際立っていたのだろうか。ビジュアルだけではなく、文章に込められたメッセージも含めての受賞なのだと思う。選評を読みたい。

    0
    2025年10月20日
  • PIHOTEK  北極を風と歩く

    Posted by ブクログ

    植村直己冒険賞を受賞した極地冒険家、荻田泰永さんの絵本。井上奈奈さんの絵も静謐な雰囲気がマッチしていて素晴らしい。
    北極を一人で進む冒険家の一日が描かれている。氷のきしむ音、頬を叩く風など、北極を歩く「僕」を追体験できるような本文。命や死を感じながら歩いていることを実感できる。
    色の美しさや紙のザラザラした質感、ページをめくった時に目に飛び込んでくる迫力など、とても美しい作品でした。

    0
    2025年07月17日
  • PIHOTEK  北極を風と歩く

    Posted by ブクログ

    PIHOTEK(ピヒュッティ)はイヌイットの初老のハンターが作者にくれた名前「雪の中を旅する男」。
    PIHOTEKは一人で北極を歩く。凍てつく風の中を、命と向き合いながら行く。食料も水も土地から生まれ、体の物質そのものが土地であり、地球である。
     北極の風に向き合う中で生命を実感し、風の中に死を感じる。いつか自分の体も分解されて、風に舞い、誰かの命にたどり着く。
     荒々しい自然と生命、やがてくる夜明けのシーンが美しい絵本。

    0
    2025年03月25日
  • PIHOTEK  北極を風と歩く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アルファベット部分の読み方は『ピヒュッティ』意味は『雪の中を歩いて旅する男』だということが、あとがきに書いてある。

    物語は北極探検の様子と、北極の動物たちと、探検時に感じたことなどが綺麗な文章で書かれてる。絵と相まって、涼しくていい。白い色が多めで、表紙も白い。


    あとがきも読みごたえがあった。北極探検家の書いた絵本。私はクレージージャーニーの番組でこの絵本を知って読んでみようと思った。
    綺麗で不思議な感じの絵が好き。
    動物たちも可愛くて、過酷な環境だということがわかる。ホッキョクグマ、アザラシ、ジャコウウシ、ライチョウ、ホッキョクウサギ、ホッキョクオオカミ、カリブー、意外とたくさん動物が

    0
    2025年07月21日

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