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  • 日本のコメ問題 5つの転換点と迫りくる最大の危機
    4.6
    1巻1,210円 (税込)
    稲作伝来以来、日本人はコメ不足に悩まされてきた。1967年、ついに自給自足を達成する。だが、そこに喜びはなかった。直ちに到来したコメ余り時代と減反の開始、ヤミ米の拡大と食管制度の崩壊、ウルグアイ・ラウンドで生まれた国際秩序への対応、水田フル活用政策の誕生と混乱……。本書は半世紀で大変貌を遂げた日本人とコメの関係を、転換点ごとに整理。そして、残された未解決問題がもたらす最大の危機に警鐘を鳴らす。

ユーザーレビュー

  • 日本のコメ問題 5つの転換点と迫りくる最大の危機

    Posted by ブクログ

    雑な要約
    日本のコメの消費量は高齢化や代替品の需要が高まり年々減ってきている。ただ著者はコメ余りは消費者にとっては良質な製品が安価で手に入れることができるためそこまで問題ではないと述べている(と思う)。長年、日本の悲願であった米自給化を達成できた事は、コメの不足に悩まさられることがない訳で悲観的に捉える必要は無い訳だ。

    むしろコメ問題の本質は田んぼが余ることであるという。

    日本は現在、多くの食料を海外からの輸入に頼っており、それが途絶えるとたちまち食料安全保障が脅かされることになる。しかし、人口減少の進行により食料の消費量が減っていき、いずれ現在の輸入に頼る形態から、自給が可能になる転換点

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    2023年10月22日
  • 日本のコメ問題 5つの転換点と迫りくる最大の危機

    Posted by ブクログ

    日本のコメ問題、農地余り問題の本質に冷静かつ稠密に迫った本。農水省、政治家が自身の無策を実働部隊のJAに押し付け、責任回避したのが良く分かります。

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    2022年08月23日
  • 日本のコメ問題 5つの転換点と迫りくる最大の危機

    Posted by ブクログ

    大学の文化人類学の講義で、富山和子さんの「日本の米」を読んで以来、コメに関する本を何冊か読んできた。
    著者の小川真如(おがわまさゆき)さんは、1986年生まれの36歳である。
    大量のデータや内容が整理され、「日本のコメ問題」をわかりやすい言葉で執筆されたことに、とても感動した。
    自分にとっては、新書ひさびさのヒット作品だった。

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    2022年06月24日
  • 日本のコメ問題 5つの転換点と迫りくる最大の危機

    Posted by ブクログ

    「日本のコメ問題」と言う表題ではあるが、核心は今後余ってくる「農地の問題」ではないかと読んだ。

    日本人のコメ離れは、コメだけをみて考えればさほど深刻な問題ではない。本当に深刻な問題は田んぼのコメ離れであると主張しているように、既にエネルギーベースでは必要以上のコメが取れる農地が存在する。
    国はコメ余りにならないよう、補助金を出して田んぼをコメ以外に利用するように仕向けている。
    しかし田んぼには多面的機能があり、日本学術会議の見解によると、①国土の保全、②水源の涵養、③自然環境の保全、④良好な景観の形成、⑤文化の伝承、などと言う。

    確かに、荒れた田んぼを見るのは忍びないし、整備された田んぼや

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    2024年09月01日
  • 日本のコメ問題 5つの転換点と迫りくる最大の危機

    Posted by ブクログ

    基本的に米が余分に作られていることと「田んぼ」自体が余っていることの問題を分けて考える必要がある。
    生産性が上がり、人口が減少しているためコメが減ることは仕方ない。→作りやすい田んぼが中心となって作られるため。
    それ以上に耕作放棄となる作りづらいところは災害防止等の観点で重要な意味を持っているためそれがなくなる副次的意味の方が大きい
    田んぼは個人の資産であるため結局親戚等の手に渡ることが多い。もしくは多少の赤字になっても生きがいや家族の保険として田んぼを所有する人も多いため赤字で少量の田んぼ所有が増えて農地集約の妨げになっている
    米は国が管理したり介入することが多い、多かったものではあるが致し

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    2024年01月10日

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