山添聡介の作品一覧
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Posted by ブクログ
朝日歌壇で話題の山添聖子さん・葵ちゃん・聡介くんの、母と姉弟の歌集。
とっても良かったです。
葵ちゃんが二歳のとき、聖子さんが詠んだ歌がこちら。
〈たんぽぽの綿毛で練習したおかげ二歳のろうそくふぅーと一息〉聖子
──読者の頭の中で、たんぽぽがろうそくとなり、綿毛が炎となり。
二歳の子の力強いひと息が成長を感じさせます。
葵ちゃんが聖子さんのマネをして指折り数えて歌を詠みだしたのが五歳。
こちらの歌は六歳のとき。
〈おつきさまみたいにままがやせたのはおばあちゃんがもういないから〉葵
──お母様をよく観察されていますね。月が痩せていくこととママが痩せていくことをくっつけたのが、かなしく
Posted by ブクログ
姉弟の様子が可愛すぎて終始ニコニコしながら拝読しました。とても楽しく読みました。
素朴な言葉で綴られてはいますが二人の短歌ノートがあり、自分の気持ちにしっくりくる言葉を選びながら作り上げている様子が伺えて只者ではない感があります。
これは本をよく読んでいる子の言葉だ、と思いました。
(実際そのようです)
またお母様の聖子さんの作品からは子を思う気持ちが溢れていて愛情を感じます。子どものポテンシャルを引き出すのが上手です。
私ごとでは正直ちょっといたたまれなくなった部分もありますが(子なしなもので)。
普段の感想より丁寧な言葉遣いで書いてしまうのはこの本を大事に思っているせいです。
Posted by ブクログ
母子三人の歌集ですね。
母・山添聖子さん(1979年、奈良県生まれ)歌人。
娘・山添 葵さん(2010年、奈良県生まれ)歌人。
息子・山添聡介さん(2013年、奈良県生まれ)歌人。
お母さんの聖子さんが、「葵がにさいのの誕生日にたんぽぽの綿毛を吹いたとき、私の短歌が始まりました。それからの十年が今回歌集という形で本になりました。」と、あとがきに語られています。
朝日新聞の朝日歌壇と朝日大和歌壇に投稿された短歌がこの歌集ですが、ほとんどが2012年6月18日~2022年7月31日に掲載されたものです。
葵の短歌
ゆっくりとバニラアイスをすくたら
しろいことりのはねにな