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  • 歌集 じゃんけんできめる

    歌集 じゃんけんできめる

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,683円 (税込)
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 類まれな想像力と繊細な洞察力。 朝日新聞内の短歌投稿欄「朝日歌壇」にて、2012年ごろより常連として掲載され「とても沁みる」と話題の母子3人による初短歌集。 聡介さんが小学一年生の時に詠んだ短歌は、2022年「折々のことば」にても選出され、注目が集まりました。 圧倒的な鮮やかさで世界を表現し、朝日歌壇に累計250回以上選ばれている親子の短歌から、約430首を厳選して掲載。 【母・聖子の歌】 新しい教祖のように迎えられ麩をちぎる子に鯉のざわめく 【姉・葵の歌】 弟の「ん」はいったんもめんだよ夜になったらとんでいきそう 【弟・聡介の歌】 ふうせんが九つとんでいきましたひきざんはいつもちょっとかなしい 学校生活での驚き、発見、家庭内で感じた喜び、寂しさ――「短歌」の形になることで、詠み手の一瞬の感情が、時間を越えて読者の手元で解凍されます。 3人の歌は2012年から2022年までの年ごとに並んでおり、 姉弟が短歌とともに成長している様子にも心を揺さぶられます。 巻末には、自宅で創作に励む子供たちの日常を取材したインタビュー記事も収録。 (底本 2022年9月発売作品)

ユーザーレビュー

  • 歌集 じゃんけんできめる

    Posted by ブクログ

    オススメして頂き手に取った歌集。
    こちらもオススメしてくださっていなかったら、出逢えなかった作品だと思います✧*。
    ありがとうございます(*´▽`人)

    朝日新聞内の短歌投稿欄「朝日歌壇」にて、2012年ごろより常連として掲載され「とても沁みる」と話題の母子3人による初短歌集。

    母・聖子さんは2012年~2022年まで、娘・葵ちゃんは2015年(当時5歳)~2022年まで、聡介くんは2019年(当時6歳)~2022年までの作品が収録されています。

    まずこの年齢で短歌を詠めているということが、とにかくすごすぎる!
    私なんて、高校時代に出た短歌の宿題を考えられなくて短歌を趣味としていた母に代わりに作ってもらったのに(;'ω'∩)
    (多分先生にバレてた…)

    葵ちゃん、聡介くんならではの目線でこの世界を、日常を見つめる眼差し、この年齢だからこその感性が光る作品たちを見て、心が洗われた気がする✧*。

    最初の方はひらがなしか使われていなかった短歌が、年を追うごとにカタカナが増え、漢字が増え、変化していく言葉遣いからも葵ちゃん、聡介くんの成長を感じられた。

    葵ちゃん、聡介くん、聖子さんの短歌がリンクしていたり、葵ちゃん、聡介くん、聖子さんの短歌に共通している表現があったりして、なんとも微笑ましい‪(*ˊᵕˋ* )
    家族の空気感も短歌を通して伝わってくるようでした✧*。

    聖子さんの短歌も共感出来る歌もあれば、大人の立場から、そしてかつて子どもだった立場からも懐かしく読める歌もあった。
    私が育ったところが聖子さんの故郷ということで、山添さん一家をグッと身近に感じられ、親しみを覚えた。

    31文字の中に記憶を閉じ込めることができ、読み返す度にその時々の思いが色鮮やかに蘇る。
    改めて、短歌のすごさを感じさせられる作品だった。
    私の子どもも数年後、一緒に短歌を作ってくれないかなぁ。
    子どものその時ならではの感性を残したいなぁ。
    なんて思ってしまいました(*˘︶˘*).。.:*♡ 

    巻末の「山添一家と短歌のある毎日」も短歌生活を送る上で大変参考になりました✧*。

    0
    2026年07月25日
  • 歌集 じゃんけんできめる

    Posted by ブクログ

    朝日歌壇で話題の山添聖子さん・葵ちゃん・聡介くんの、母と姉弟の歌集。
    とっても良かったです。

    葵ちゃんが二歳のとき、聖子さんが詠んだ歌がこちら。

    〈たんぽぽの綿毛で練習したおかげ二歳のろうそくふぅーと一息〉聖子

    ──読者の頭の中で、たんぽぽがろうそくとなり、綿毛が炎となり。
    二歳の子の力強いひと息が成長を感じさせます。

    葵ちゃんが聖子さんのマネをして指折り数えて歌を詠みだしたのが五歳。
    こちらの歌は六歳のとき。

    〈おつきさまみたいにままがやせたのはおばあちゃんがもういないから〉葵

    ──お母様をよく観察されていますね。月が痩せていくこととママが痩せていくことをくっつけたのが、かなしくも詩的。この歌で朝日歌壇初掲載。

    弟の聡介くんが短歌をはじめたのは六歳のとき。
    歌集の帯にあるこの歌は七歳のときのもの。

    〈ふうせんが九つとんでいきましたひきざんはいつもちょっとかなしい〉聡介

    ──上句は算数の文章でしょうか。下句でハッとします。おとなが忘れていたものを思い出すような、そんな歌です。

    ***

    平易な言葉と言い回しで、よみやすく、満足感のある一冊。
    聖子さんの子育て短歌は、「子どもといるよろこび」が詰まっているようで、お子さんのいらっしゃる方なら、さらに感じ入るものがありそうです。

    しあわせと感性のおすそわけ、されてみませんか?




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    2024年10月02日
  • 歌集 じゃんけんできめる

    Posted by ブクログ

    姉弟の様子が可愛すぎて終始ニコニコしながら拝読しました。とても楽しく読みました。
    素朴な言葉で綴られてはいますが二人の短歌ノートがあり、自分の気持ちにしっくりくる言葉を選びながら作り上げている様子が伺えて只者ではない感があります。
    これは本をよく読んでいる子の言葉だ、と思いました。
    (実際そのようです)

    またお母様の聖子さんの作品からは子を思う気持ちが溢れていて愛情を感じます。子どものポテンシャルを引き出すのが上手です。

    私ごとでは正直ちょっといたたまれなくなった部分もありますが(子なしなもので)。

    普段の感想より丁寧な言葉遣いで書いてしまうのはこの本を大事に思っているせいです。

    0
    2023年08月21日
  • 歌集 じゃんけんできめる

    Posted by ブクログ

    「だっこして」背中にまわる小さな手
    だっこされてるのは私かも

    ポコと蹴る胎動に返すトントンと
    宇宙と交信してるかのよう

    息止めて薄く小さな爪切れば
    私の膝に浮かぶ三日月

    けんかした二人を交互に眺めつつ
    扇風機は首振り続ける

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    2026年10月11日
  • 歌集 じゃんけんできめる

    Posted by ブクログ

    孫であること、娘であること、母であること… 40歳台くらいの子を持つ女性なら、立ち止まって考えてしまうことがあるのではないでしょうか。そんな揺れる心に、聖子さんの短歌がそっと寄り添ってくれます。お子さんたちの短歌は、もぅ、瑞々しいと言うだけじゃ足りない! キラキラ眩しいだけじゃなく、憂いすら感じる歌もあります。私は、ひき算とかけ算の歌が好きですょ。

    0
    2024年11月06日

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