芹生春奈の作品一覧

「芹生春奈」の「新訳 東洋の理想」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

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ユーザーレビュー

  • 新訳 東洋の理想

    Posted by ブクログ

    本書を読み始めたきっかけは、尾崎秀実について取り上げた竹内好編著『現代思想体系 9 アジア主義』(筑摩書房、1963)の中で、最初に取り上げられていた論文だったから(訳者は富原芳彰。現在、講談社学術文庫で読むことができる)。
    新訳が出たばかりならそちらをと手に取ったのだが、正解だった。原著は註も少なく、絵画や彫刻などの美術作品を論じてはいても、図版は皆無。
    抽象度の高い美術論や哲学的考察が頻出するので、理解するのが容易ではない。
    詳細な解説と訳註に加え、適宜図版を挿入してくれているので、大変読みやすく仕上がっている。
    ただ、終章「『東洋の理想』はどう読まれてきたか」での竹内好についての記述は納

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    2023年08月28日

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