「タコは大根を食べたくなりました」という「なんで?」「突然?」「え!そんなことしちゃうの!?いいのそれ?」というツッコミが止まらない展開が最初から最後まで目白押し(?)
いやー頭のかたい大人はタイトル見ただけで「これあれじゃない?最後煮物になるんじゃないの?」とか「タコと大根さんは仲良くなりました的
...続きを読むなおちか?」などと勘ぐりたくなるんです。しかしタコは擬人化されたれっきとした主人公でありながら、大根はあくまで野菜としての大根、食べる対象としての大根。そこがどっちも食べ物としてしか見られない大人の悲しさ(?)そしてこの本を読んだ衝撃なのかもしれない。
…などと思いがけなく食の深淵まで思考があやうく深まりかけました(?)が、何のことはないナンセンス絵本です。意味を考えちゃダメなやつです。
ただ「え?」「そうくるか!」と楽しめばいいんです。子供のほうが純粋に楽しむでしょうね。
しかし絵本作家さんってこの頭の柔らかさ、すごいなぁとつくづく感服いたします。