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  • 自閉症のぼくは書くことで息をする
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    17カ国で出版決定! 自閉症ゆえに何も書けないと言われた14歳の少年が綴った、 まばゆい北アイルランドの四季、そして動植物たちとの1年間 「自閉症のぼくは、みんなより世界を強く感じられるらしい。 世界はぼくにとって色とりどりの炎のようで、ひたすら美しい。 ぼくはただ、ぼくの世界の感じ方を知ってほしかった。 世界がどんなふうにぼくを揺さぶるのか、知ってほしかったんだ」 ――ダーラ・マカナルティ ダーラ・マカナルティは、執筆当時14歳、自閉症の若きナチュラリスト。同じく自閉症の家族とともに、北アイルランドの自然を文字どおり全身全霊で体感していく。庭のえさ箱に集まる愛らしい小鳥たち。夜空に輝く星くずのような昆虫の群れ。滑空する猛禽類は雄大で美しく、樹齢300年の大木は果てしなく崇高だ。 教師から「自閉症ゆえに文章が書けない」と言われたこともあったが、「自閉症ゆえにみんなより世界を強く感じられる」というダーラ独自のまなざしは、小さな命のきらめきから、大自然のパノラマまでを鮮やかにとらえ、彼自身の世界の見え方・感じ方を私たちに体感させてくれる。 本書は、ウェインライト賞をはじめ複数の文学賞を史上最年少で受賞。また、ダーラは英国鳥類保護協会から最も権威ある賞(RSPBメダル)も史上最年少で授与されている。 <目次> プロローグ 春 夏 秋 冬 用語解説 謝辞 訳者あとがき

ユーザーレビュー

  • 自閉症のぼくは書くことで息をする

    Posted by ブクログ

    自然と一体化する繊細な感受性と、センス・オブ・ワンダーを言葉に変える能力を持った北アイルランドの若き環境活動家が、14歳の日々を綴った記録。


    邦題の通り著者のダーラは自閉者で、母と妹も自閉者、父親は定型発達者という家庭。幼いころから世界の見え方や微細な感覚を共有できる人たちと暮らしてきたことで、ナチュラリストとしての才能が潰されずに育まれてきたのだろうなと思わされるところが多くある。
    こう言うとマカルナティ家について閉じた印象を与えてしまうかもしれないけど、彼らの心は常に自然に向かって開かれている。ダーラは鳥の専門家で、いかなるときもバードウォッチングの機会を見逃さない。妹のブローニッドは

    0
    2025年02月03日
  • 自閉症のぼくは書くことで息をする

    Posted by ブクログ

    自閉症は認知の障害とも言われるが、その「目」を通した世界の美しさにはいつも圧倒される。
    目に映る色彩は鮮やかで、世界は奇跡に溢れている。
    けれど、言語化が不得手なことが多いため、その世界を伝える言葉は少ない。

    このように詩的な言葉で彼らの世界の一部でも伝えてくれたことに、ただただ感謝したい。

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    2022年09月25日
  • 自閉症のぼくは書くことで息をする

    Posted by ブクログ

    素直な言葉で書かれてるから、自然をとても愛しているということか良くわかります

    聞き慣れない植物や鳥の名前が沢山でてきて、どんなのだろうとけっこう調べました

    日記を本にするって勇気がいると思うんだよなぁ。私も日記を書いているけどとても誰かに見せられる内容じゃない

    自閉症っぽく見えない
    ~っぽいとカテゴリー分けなんて。そうしなくちゃならない理由なんてない
    感情を抑えられないとき、自分自身じゃいられないとき。そんな時に自然の中に身を任せ自分を取り戻していく
    自然の中にいる自分が心穏やかでいられる時間だと

    私自身は、どこで何をしている時だろう

    0
    2022年12月14日

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